さくら船 創刊号
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「さくら船」第1号(創刊号)は、「夢と文化を創造する学校へ」の特集です。

PDFファイルにてご覧になれます → さくら船(第1号)


夢と文化を創造する学校へ
この度の異動で、おといねっぷ美術工芸高校から松前高校に着任しました。松前は江戸時代の文化が残っている歴史ある町です。私が入居している公宅は松前藩の画家、蠣崎波響の別荘があった所だというから驚ろきです。松前高校は昨年度から学校改革に着手しています。それを継続し、発展できる学校経営に努めたいと思っています。

さて、平成21年度の『学校経営シラバス』につきましては裏面のとおりです。学校経営のキャッチフレーズを「夢と文化を創造する学校」とし、①松前学、②書道、③国際教育を柱とした学校づくりを推進します。

『松前学』につきましては、松前の歴史、文化、産業、自然を学ぶといもので、本校をアピールする一番の柱になります。そのためには、「総合的な学習の時間」はもちろんですが、各教科、特別活動も含めた、総合的で系統的な学習にしたいと思います。今年度は試行し、来年度から本格的に実施する予定です。実施にあたりましは、関係機関はもちろんですが、町民の皆様のご協力が必要になります。よろしくお願い申し上げます。

『書道』につきましては、平成20年7月に交付された『松前町教育指針条例』第2条の(5)に、「歴史や伝統、文化を尊ぶとともに、書を愛する心を育てる。」とあります。松前は金子鷗亭を輩出した町であり、書については特別な思いがあります。したがいまして、本校は北海道で最も充実した書道教育を実践する高校を目指します。3年間で最高9単位学べることはもちろんですが、「近代詩文書」を学校設定科目として設置予定です。書を学ぶために全道から生徒が集まるようになれればと思っています。

『国際教育』の推進は、魅力ある学校づくりの大きな力となります。文部科学省では、「国際社会において、地球的視野に立って、主体的に行動するために必要と考えられる態度・能力の基礎を育成するための教育」と位置づけています。本校では、さらに生徒の学習意欲を高め、豊かな心を育成する一助にしたいと考えています。まだ計画段階ですが、今後本校教育の特色になるよう努力したいと思います。

本校の生徒は素朴で可能性に満ちています。職員も意欲的で活気があります。今年度も、保護者と町民の皆様のご支援をいただきながら魅力ある学校づくりを推進します。この『さくら船』も2ヶ月に1回発行しますので、よろしくお願い申し上げます。


学校経営シラバス
<キャッチフレーズ>
・夢と文化を創造する学校

<めざす学校像>
・1人1人の可能性を伸ばせる学校
・夢と感動が生まれる学校
・生徒と教職員がともに学ぶ学校
・松前の歴史や文化等を学ぶ学校

<めざす生徒像>
校訓/誠実・励行・創造
・自ら学び自ら考え積極的に行動する人
・規律を守り心身ともにたくましい人
・他を思いやり郷土愛と広い視野を持つ人

<特色>
・学校設定科目を含め多様な科目を設置し、生徒の興味関心や進路に対応する教育
・松前の伝統文化を様々な学習に取り入れるとともに、地域の資産を活用する教育

<松前学>
・松前の歴史、文化、産業、自然を全教育活動の中で学習する。
<書道>
・全国でも数少ない高度な書道教育を推進する。
<国際教育>
・学習意欲を向上させ、豊かな心を育成する。

<教育課程>
・地域の伝統文化を生かした「松前学」と「書道」を設置する。
・生徒の興味関心と進路に対応できる「科目選択制」への移行を図る。
<学習指導>
・学ぶ意欲を高め学力の向上を図る授業を展開する。
・知識の習得だけではなく創造力や問題解決能力を育成する。
<生徒指導>
・1人1人の良さを伸ばしながら豊かな心の育成を図る。
・自主性を育て他をを思いやる教育を推進する。
<進路指導>
・進路意識を高めるキャリア教育を推進する。
・大学や企業等との連携を強化し1人1人の自己実現を図る。
<地域連携>
・地域の人材や施設を活用し「松前学」の充実を図る。
・地域行事に生徒と教職員が積極的に参加し交流を図る。
<情報発信>
・学校だよりやホームページを積極的に活用し学校理解を図る。
・学校案内を充実させ松前高校の魅力をアピールする。
<教員研修>
・資質能力を高める公開授業と研修を推進する。
・小中学校及び大学との連携を図り授業力を向上させる。
by manabinomori | 2009-05-21 21:32 | 松前高 学校経営
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