社会教育研究大会
台風が近づいています。明日の漁火強歩大会のことを気にしながら、江差町で行われた、北海道社会教育研究大会に参加しました。実は、私は松前町社会教育委員なのです。事務局からの要請もあり参加することにしました。社会教育研究会に参加するのは初めてのことで、学校教育の研究会とは雰囲気が違います。
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基調講演は札幌国際大学准教授の佐久間章先生で、社会教育委員の役割についてお話しされました。私はその時、自分が大変な委員になっていることを自覚しました。最後に、「鉄人28号ではなく鉄腕アトムのように自ら考え行動して欲しい」「何もしないのが一番よくない」「自分を高める活動にして欲しい」と締めくくられました。私の大好きな鉄人を悪い見本にされたのはショックです。こんなことでムキにになっても仕方がないのですが…。
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午後からは、第3分科会の会場である「開陽丸青少年センター」にバスで移動しました。ここに来ると、私の子供たちが甲板で映画『タイタニック』の真似をしていたことを思い出します。開陽丸は幕末にオランダで建造されました。戊辰戦争で榎本武揚が乗り活躍しましたが、江差沖で座礁、沈没してしまいました。写真は開陽丸のスクリューシャフトです。
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ワークショップの結論は見え見えでしたが、グループごとに真剣に討議しました。私たちのグループの結論は、「社会教育委員はもっと地域に入り、人と人をつなぐ役割をしなければならない」ということになりました。グループ内の皆さんはそれぞれ名刺を交換していましたが、私は「校長」という立場を意識したくなかったので出しませんでした。ところが、助言者がやってきて、「校長先生、ご苦労様です」と声をかけてくるではありませんか…。人生とはそんなものです。寝不足のせいか頭痛とめまいがしていましたが、なんとか松前までもどってくることができました。残念ながら、明日の漁火強歩大会は中止です。
by manabinomori | 2009-10-08 19:39 | 雑感
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