本書は次のような三部構成になっています。
第一部「ある純愛の往復記録」(秀樹と道子の交換日記 高校2年)、
第二部「ある青春と感動の記録」(佐々木道子の愛の日記 高校2~3年)、
第三部「ある人生の苦悩の記録」(宮本秀樹の愛の日記 高校2年~予備校時代)
日記には「十一月七日 晴」のように天候まで記載され、それぞれに副題がつけられています。私も高校や大学時代に、メモのようなものを毎日ノートに書いていました。そのことによって「今」の自分を確認し、「明日」へのエネルギーにしていたのです。このブログも同じようなものかも知れません。二人の日記はそれが高い次元で書かれています。