私のカメラ歴
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Nikon D70 DX Zoom-Nikkor ED 18-70mm F/3.5-4.5G トリミング レタッチ

私が教員になって真っ先に購入したものは、学生時代から欲しかったカメラと、親父にプレゼントしたラジオでした。そのカメラとは“Canon AE-1”です。嬉しくていつも持ち歩いていました。慣れてくると広角レンズが欲しくなり、“Canon New FD 24mm”を購入しました。このレンズは広角ということもあり、どのような場面でもピントが合います。つまりノーファインダーで撮影できるのです。学校行事などを撮影するのには最適でした。その後、個展(写真展)などを開催するようになり、もっと性能のいいカメラが欲しくなります。そこで購入したのが“Canon New F1”でした。まさに私のカメラ時代の頂点です。フイルムは“コダクローム64”と“ネオパン 400”を使っていました。しかし、その現像や印画紙代にはとてもお金がかかります。時代がビデオカメラへと移行するのと同時に、私もカメラから離れていきました。

そして、デジタルカメラ時代の幕開けとともに、私は再びカメラを持つようになります。それがデジタル一眼レフの先駆けとなった“Nikon D70”です。レンズはD70のキットであった“DX Zoom-Nikkor ED 18-70mm F/3.5-4.5G ”を使いました。切れのいい絵を提供してくれました。札幌丘珠高校の学校案内の表紙はこのカメラで撮影したものです。しかしスペックはCCDが624万画素、液晶モニターが1.8インチ13万画素という、今ではあり得ない内容でした。廊下側から教室を撮影すると、生徒が真っ黒に写ってしまい閉口したこともありました。当時のCCDはダイナミックレンジがとても狭かったのです。とはいうものの、D70によって撮影することの楽しさを再認識しました。

上の写真はそのD70で撮影したものです。丘珠高校の学校祭のクラス装飾の一部です。いいカメラでしたが、校内で使うにはシャッター音が気になりました。画角も24mmに慣れていた私にとっては不満でした。そこに登場したのが、1,030万画素の大型CMOSセンサー、可変モニター、Carl Zeiss Vario-Sonnar 24-120mmを搭載したSony DSC-R1です。まさに一目惚れです。その画質の素晴らしさには目を見張るものがありました。おといねっぷ美術工芸高校での3年間は、このカメラをフル活用しました。「学びの森」はDSC-R1によってつくられたのです。

時代は常に進化します。5年目に入ったR1は、次々と新機種に抜かれ、酷使することもあってボロボロになってしまいました。私のように毎日使い続けた人は、そう多くはいないはずです。自分の体の一部のようにまでなっていました。そして今、携帯性と画質が両立したコンパクトデジタルカメラに憧れています。それが“GR DIGITAL Ⅲ”です。しかし残念ながら性能がいいものは高価なのです。とても買えそうにありません。2年前に発売され製造中止になった“LX3”や“GX200”ならまだ在庫があり安価です。新製品である必要はありません。松高や松前を、そしてギャラリーや資料を気軽に撮影できるコンパクトで高画質なカメラが欲しいのです。さて、どうしようか…。
by manabinomori | 2010-01-18 23:20 | 私の宝物
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