フランス派遣について
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フランスへの派遣が近づいてました。本校にとっては初めてのことであり、これからの交流にも影響を与えますので、プレッシャーと緊張感があります。今回の訪問はただフランスに行くというものではありません。東西の豊かな文化を誇る国同士の交流です。そこには、グロード神父がおっしゃったようにお互いにとって有益な文化の交流がなくてはなりません。同時に、今回は教育の交流という視点も加わります。したがって、日本と松前の文化を紹介するとともに日本の教育も紹介するのです。

「フランスという国は一度ノックしただけでは開けてくれない、最低三回はノックしなければならない」というようなことを聞いたことがあります。しかし「扉を開けていただくと、家族のように親密なおつきあいができる」ともお聞きしました。私たちは幸いなことに、一度のノックで扉を開けていただくことができました。これは、多くの皆様のお力添えがあってのことです。心より感謝申し上げます。

短期間ですがパリにも滞在します。定番であるルーブル美術館、ノートルダム寺院、エッフェル塔などを訪問する予定です。生徒はきっとカルチャーショックを受けることでしょう。しかし、大切なことは、ブザンソンでの5日間をいかに有意義に過ごすかということです。生徒の発表はもちろんですが、ルイ・パスツール高校での交流は大きな意味を持ちます。書道パフォーマンスも予定していますし、授業も受けさせていただく予定です。まだ確定はしていませんが、他校の視察もさせていただく予定です。フランスの教育を研究するとともに、その優れている部分は、松前高校の教育に取り入れたいと考えています。もちろんブザンソン美術館で蠣崎波響の『夷酋列像』と対面することが目的の一つであることは言うまでもありません。フランスの中にある日本文化も観察してきます。

写真はストックホルムです。北欧の夏は昼が長く、写真のように夜になっても空は青いのです。フランスはどうなんでしょう?私がフランス行くのは約20年ぶりになります。ピカソのアパート『洗濯船』を探し出したことやモンマルトルに立ったことを思い出します。フランスにある高校との交流は全国でも珍しく、それだけに有意義な内容にしたいと思っています。このような機会を与えて下さった皆様の期待に応えられるように頑張ります。
by manabinomori | 2010-07-28 22:48 | 松前高 国際教育
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