HA400 Microamp
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これまではせいぜい2人でのレコーディングでしたが、3人でレコーディングするためには、各ヘッドホンに音を分配するヘッドホンアンプが必要です。例えば、清武君が歌った「学び舎」は、二股のヘッドホン変換プラグで出力を分配しただけです。しかし今回は、ボーカルの2人、モニターの私を含めると3つのヘッドホン出力が必要になります。このような機材は最低でも数万円はします。困ったものだとインターネットで調べてみると、2500円という破格のヘッドホンアンプを発見しました。それが BEHRINGER ( ベリンガー ) HA400 Microamp です。BEHRINGERはドイツのメーカーで、中国に工場を持ち、安価な製品で勝負をしています。穂別高校時代に「ビートルズの夕べ」(だったかな…)という音楽と映像のライブを開催しました。その時にミキサーが必要になり、急遽 BEHRINGERのそれを買いました。しかし極めて粗悪な製品で、机に置くとガタガタしました。すぐ島村楽器に取り替えて下さいと持ち込みましたが、「中国製でこの価格ですからご勘弁を…。」ということでした。それ以来、BEHRINGERは絶対に買わないぞと決めていましたが、価格に負けてしまいました。
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さて、私の持っている骨董品のようなヘッドホンで音をチェックしてみました。モニターとして評価の高い Sony MDR-7506 では、バランスの良いそこそこの音を出します。MDR-Z900 では、解像感がやや落ちるものの低音に厚みがあります。audio-technica ATH-AD9 では、シャープでスピード感のある音を聴かせます。全体的に繊細さや立体感に欠けますが、2500円でこれだけの音が出れば十分でしょう。素晴らしいのは個別にボリューム調整ができることです。実はヘッドホンというのは、製品によってインピーダンスが異なるため音量調整が必要になるのです。人によって音量の好みもあります。その調整が簡単にできます。小さなオモチャですが使えますね。
by manabinomori | 2010-08-22 15:08 | オリジナルソング
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