校歌
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最近の高校生は校歌を歌わないと言います。確かに、これまで歩いた高校においてもその傾向はありました。私の高校時代は対面式などで先輩から威圧的に指導されたりもしていましたが、いまはそのような時代ではありません。また、残念ながら、生徒が校歌に強い誇りを持つような時代でもありません。実はここ数年、疑問に思っていることがあります。それは、校歌に魅力があるのだろうかということです。もし、生徒にとって魅力的な歌詞とメロディーであれば、もっと元気よく校歌を歌うのではないかと思うようになったのです。そのヒントをくれたのが松高サッカー部です。彼らは試合前に必ず中学校の校歌を歌います。確かに、この曲なら歌いたくなるなと思える曲です。もちろんどんな曲であろうとも、校歌ですからしっかり歌わなければならないのですが、ただしそこにはメロディやリズムの魅力というものが影響するのではないかと思うのです。例えば、もし校歌が高校生の大好きなヒットソングだとしたらどうでしょう。生徒はそれを楽しみながら歌うような気がするのです。このようなことを書くのは不謹慎ですが、でもその影響は少なからずあると思います。明輝高校の校歌をつくったのは、釧路北高の卒業生である木原健太郎さんです。釧路北高というと明輝高校の前身であり、卒業生と言っていい存在です。木原さんはピアニストとしてデビューしましたが、現在は作曲家としても活躍されています。イギリスBBCワールドワイド制作の映画『宇宙へ。』の主題歌「宇宙へ 〜Reach for the sky〜」は木原さんの作曲です。こんなすごい人が釧路の出身なのです。というわけで、早く校歌を聴きたいですね。
by manabinomori | 2011-04-04 21:37 | 明輝高
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