札幌大谷大学
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2012年4月に札幌大谷大学芸術学部美術学科(仮称)を設置予定とのご案内をいただきました。いよいよ札幌に本格的な芸術学部美術学科が誕生するわけです。これは、北海道民ばかりではなく、私たち美術関係者の夢が叶うことでもあります。ヨーゼフ・ボイスの「人間は誰もが芸術家である」というフレーズを前面に押し出したパンフレットやポスターは心憎いばかりです。
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美術学科は4つのコースに分けられています。一つ目は「絵画コース」で、これはそれまで得意としてきた油彩を中心に、日本画、版画で構成されています。4年間の系統的な学習が可能になり、より質の高い作品が生まれることになるでしょう。
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二つ目は「立体コース」です。おといねっぷ美術工芸高校の卒業生が、すでに短期大学部で活躍していますが、この分野はこれから注目されます。新たな素材で、新たな表現が生まれることを期待します。三つ目は「メディアアートコース」です。写真、アニメーション、映像表現と、これまで北海道では弱かった分野に踏み込んでいます。
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最後は「メディアデザインコース」です。札幌の専門学校と競合しそうですが、大学生ならではの創造力に満ちた表現を求めたいですね。グラフィックデザインは、今日では生活の一部になっています。北海道からそれを発信できるようになれば素晴らしいことです。

資料を見ているだけでドキドキしてしまいます。しかし、札幌圏には、北海道教育大学岩見沢校芸術課程、市立札幌大学デザイン学部、東海大学デザイン文化学科(仮称・2012年開設予定)、道都大学美術学部、北翔大学芸術メディア学科、北海道情報大学情報メディア学部‥と美術系大学がひしめき合っています。少子化の中で、より魅力的な教育内容にしていかなければ、その狙いを達成することは難しいことも予想されます。その努力に期待したいところです。このことは、北海道文化の活性化につながっていくことでしょう。
by manabinomori | 2011-04-24 19:39 | 美術教育
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