千見寺村長さんが講演
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音威子府村の千見寺正幸村長さんが、鹿児島県教育庁の要請を受けて、鹿屋市で講演をされることになりました。おといねっぷ美術工芸高等学校についてのお話を中心にしながら、北海道一小さな自治体の村づくりが話されるのではないかと思います。私が校長をしていた後半には、長野県議会や鳥取県議会の皆様が訪問され、「ここは国立の高校か?」と質問されました。私が笑いながら「村立です!」とお答えすると、驚かれていました。おといねっぷ美術工芸高校は、日本の学校教育のモデルになりつつあるようです。音威子府村という厳しくも美しい環境の中で、「描く」「つくる」「対話する」という美術工芸教育を通して、全国から集まってくる生徒が新たな自分をつくりだしています。それは教育の心髄でもあります。実は同じような高校がスウェーデンにもあります。それがカール・マルムステン工芸高校です。ここもスウェーデン全土から生徒が入学し、寮に入りながら制作をしています。両校に言えることは、職員が勤務時間を度外視して、生徒のために頑張っていることです。優れた教育を実践している高校では、教師の献身的な姿勢が根底にあるのです。さらにおといねっぷ美術工芸高校が素晴らしいのは、村立の学校であるが故に、村の皆様の温かいご支援があるということです。村民との様々な交流が生徒を成長させました。実はおといねっぷ美術工芸高校は、開校当時、道立を目指していたものの、道の認可を得られなかった高校なのです。いまとなってはそれが幸いしました。道立高校であったなら、次々に閉校していった近隣の高校と同じ運命をたどっていたかも知れません。村立であるが故に、このような工夫と発展ができたのです。そこには、村長さんをはじめとする村民の皆さんの熱い思いが込められているのです。

写真は吉成さんの制作風景です。彼女が着ている美術部Tシャツに描かれているのが、前田教諭と手塚教諭です。生徒と教師の信頼関係がそこにあります。
by manabinomori | 2011-05-22 22:08 | 奇跡の学校 | Comments(2)
Commented by 千見寺正幸 at 2011-05-23 14:50 x
石塚校長先生、先日はどうもありがとうございました。また、今日はおといねっぷ美術工芸高校は校長先生のブログの通りの学校です。寮があることも幸いしてますし、なんと申しましても教職員の皆様が飛びぬけて熱心でありまして正しくそれに尽きるのであろうといつも感謝です。村立で耐え忍んだのが功を奏したのです。感無量です。多くの皆様に感謝をいたしながら校長先生の「感動こそが人を成長させる」を鹿屋市で語ってきます。ありがとうございました。ご多忙の身、健康に留意してご活躍ください。音威子府村 千見寺正幸
Commented by manabinomori at 2011-05-23 17:54
ありがとうございます。
いまでもおといねっぷ美術工芸高校の
保護者の皆様とのつながりがあります。
遠く離れていても信頼で結ばれていたからだと、
感謝しております。
おと高に勤務させていただけたことは、
私にとっての誇りでもあります。
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