3年C組の時代 羅臼岳登山
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みんな疲れ切っています。今の時代ではこんな危険な登山をすることなどあり得ませんが、当時の宿泊研修では、平気で羅臼岳登山をしていました。頂上まで到達できた生徒がどれだけいたかは覚えていませんが、半分ぐらいではなかったかと思います。下山は特に危険で、雪渓に足をとられ滑り落ちる生徒までいて、「気をつけろー」と叫んでいた記憶があります。写真は羅臼平で撮影したものだと思います。真ん中にいるのが私で、そのまわりがクラスの生徒です。これは1年生のときのものです。登山はきついのですが素晴らしい体験でした。頂上に登り終えたときの感動は今でも忘れられません。太平洋とオホーツク海が両側に見える雄大な景色はもちろんですが、なんとも言えない達成感が得られるのです。写真から分かるようにツッパリも大流行の時代でした。見学旅行時の青函連絡船や京都の旅館では、他校生とにらみ合うことがあり、トラブルが起きないようにするのが教師の仕事でもありました。そうそう、私は定時制の講師もしていましたが、彼らのツッパリは半端ではありませんでした。その格好はもちろんですが、教室に入ると、「よっ!車の話をしようぜ!」が彼らの口癖でした。車高を下げた車(シャコタン)が自慢で、日曜日には、「オレの車に乗ってくれよ!」「ボーリングに行こうぜ!」と、リーゼント姿で教員住宅までくることもありました。彼らはいまどうしているのでしようか。だからといって高校生の気質が今と大きく違うわけではありません。表面は違っていても中身は同じように思います。そういう時代だったのです。写真は卒業アルバムからです。
by manabinomori | 2011-08-13 17:14 | 担任・顧問
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