Art Craft 展
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「Art Craft 展」の会場です。おといねっぷ美術工芸高校卒業生9人の作品が展示されています。東京造形大学など、道外からの出品があるのは嬉しいことです。驚いたのが「売約済み」と示された作品の多さです。 

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千葉君の「ボウテーブル」(上の写真3点)です。テーブルの形がユニークで、脚のデザインも個性があります。様々な用途に使えそうです。曲線が生かされた可愛いデザインですね。「3モアスツール」は、ここで作ったとのことです。シンプルな作品で、ブナの美しさが生かされています。

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市川君の「クジラ笛」です。吹いてみたい衝動に駆られます。ウォールナットの美しさを生かし、クジラを抽象化させた美しいデザインが魅力です。高校時代につくった作品のリメイクとのことです。

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渡部君は、東海大学でさらに技術力を高め、素敵なデザインのスツールを完成させました。「Frisbee stool」と名付けられたそのスツールデザインは、完成度がとても高く素敵です。欲しい!

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後藤君の「GAZELLE」シリーズは、大胆な脚のデザインに魅せられます。デザインに主張があり、独特の存在感を出しています。つくりも丁寧で、安定感があります。「Sota Table」では、メープルの美しさをうまく引き出しています。

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鈴木君の「クラシックなカー」は、ナラ、ウォールナット、シナを巧妙に活用しています。油彩は「冷たい空気」と「見えない思考」の2点を出品しています。後者の作品はとても興味深いで。

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東海林君の「PRAY(祈り)」です。荒々しい中にも繊細な響きを感じます。

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山川君の「大地の軌跡」です。油彩ではなく、鉄を使った立体作品に取り組んでいたとは知りませんでした。台座から伸びる鉄線の微妙なバランスが魅力的です。

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友重君はフェルナンド・ポルシェの設計車両をプラスチックモデルで制作しています。凄すぎます。展示方法も工夫していて素晴らしい。

以上、簡単に紹介させていただきましたが、それぞれアーティストとして、独自の世界観を持って活躍し始めていることを感じました。日本のこれからの文化を支える人材が、おといねっぷから生まれているのです。みなさんのこれからのご活躍をお祈り申し上げます。ありがとうございました。
by manabinomori | 2011-09-24 19:49 | 奇跡の学校
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