圧縮音源
最近、圧縮音源を聴く機会が増えました。着うた、iTunes、YouTubeなどの音源はもちろん、私たちが一般的にインターネットで扱うMP3もやはり圧縮音源です。これが一般的になったのはソニーがMDに“ATRAC”を採用したのが始まりでした。当時の私は、録音に使用していたTASCAMのマルチトラックレコーダーがMDデータを採用していたこともあり、CDとMDの音質差に敏感でした。その時感じたことは、マスキング効果により、MDは音像の立体感が薄れるということでした。ただ、MDラジカセで聴いているような状態ではその差を感じることはほとんどありません。現在の使われている圧縮方式には、MP3、WMA(Windows)、AAC(Apple)、ATRAC3(Sony)などがあります。もちろん方式による音質差はありますが、ここでは「Yes 君に伝えたい」の音源を使って、Wav(非圧縮)、MP3(ビットレート256kbps)、MP3ビットレート(128kbps)で比較してみました。
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Cubase 6 のマスタリングモードに、上からにWav(CDフォーマット)、MP3(256kbps)、MP3(128kbps)を読み込み、ニアフィールドモニター YAMAHA MSP5、ヘッドホンモニター SONY MDR-ZX700、MDR-7506 を使って確認してみました。見た目の波形は同じですが、やはり音は全然違います。MSP5とZX700では立体感、7506では解像度が落ちていることに気がつきます。意外だったのはMP3の256kbpsと128kbpsの差が大きかったということです。128kbpsの音は、ガチャガチャしていて深みがありません。Appleは今後、iTunesの配信を256kbpsに統一していくとのことですが、当然のことのように感じました。
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これは波形を拡大してみたものです。一番下の128kbpsの波形が荒いことが一目で確認できます。波形が途切れているところまであります。ノートパソコンのスピーカーなどで聴く場合はそれでいいのかも知れませんが、本格的に音を楽しもうとするならば256kbps以上のビットレートは欲しいところです。
by manabinomori | 2012-03-04 11:19 | 制作 音楽 | Comments(0)
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