奥の部屋に眠っている古い本や雑誌を整理して、資料として使えるものを毎日のように研究室に運んでいます。そんな中で見つけたのが1982年に発行された“レコードジャケットNOW”という特集が組まれた「アサヒグラフ」です。一辺が31.5センチの正方形の中で、グラフィックデザインの頂点を競い合った時代だったようにもおもいます。当時はデザイナーの多くがレコード・ジャケットに手を染めていました。上の写真は沢田研二の「TOKIO」で、今見ても新鮮です。ジュリーの衣装も凄かった。
「髪舞/ナチコ・サード」もおもしろい。他にもYMO、渡辺真知子、加藤一彦など印象的な作品が数多く掲載されています。横尾忠則は「サンタナ」のジャケットを担当するなど国際的に活躍していました。いい時代でした。デザイン文化学科の学生もこのような作品をガンガン創作して欲しい。