イラストレーション
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私は以前「デザインの現場」という雑誌を購読していました。それは1984年の創刊号から1991年ぐらいまでだと思います。その中でやはり興味深かったのは「イラストレーション」の特集でした。いまでもその特集号は5冊ほど持っていて研究室に置いてあります。イラストレーションは、例えば“ぴあ”や“週刊文春”などの表紙に使われていて、浮世絵から進化したもう一つの日本文化ではないかと思っていました。それぞれの個性がはっきり表現される分野だけに、例えば絵画の人物画と違ってより感性が求められるような気がします。それを授業で行おうとすると、油彩であれば自画像を描くことが基本となり、デッサン力や表現力などの技術を教えていくことになります。そこに内面描写が入ればなお良いということです。ところが、イラストレーションの場合は基本はもちろん大切ですが、むしろそれぞれが持っている個性や感性をどう引き出すかということが大切になります。実は、そのことは授業として最も難しいところでもあるのです。
by manabinomori | 2013-12-05 12:25 | グラフィックデザイン | Comments(0)
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