時代を変えるアーティスト
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国立新美術館で「未来を担う美術家たち DOMANI・明日展」を鑑賞しました。そこで驚くべき作品を発見しました。それは榊原澄人さんの「E in Motion No.2」と「E in Motion No.5 -Webomalogy- 」です。まさに新時代のアートと呼べる作品で、その技術と世界観は突出しています。日本と西洋を融合させた、しかもそこにはブリューゲルやボッシュなどの美術の歴史をも包括してしまう奥の深い内容です。興味深いのは、これまでのアニメーションの概念を覆すかのように、映像が横にスクロールしていくことです。この斬新な手法は映像の新たな可能性を示しています。彼は十勝出身で、2004年にRoyal College of Art (英国王立芸術大学院)のアニメーション科博士課程修了しています。作品の一部からは北海道を連想してしまう場面もあるぐらいです。このように、時代を変えてしまうアーティストの出現を心から喜びたいと思います。
by manabinomori | 2014-01-10 20:38 | 展覧会レポート 東京
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