ミュシャの美意識
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ミュシャの作品は「リトグラフ 」(lithograph)=版画で制作された作品が多いのですが、「ミュシャ展」を観て興味深かったのは、大作になると2枚の作品を上下につなぎ合わせていることです。そしてそれが必ずしもきれいにつながっているわけではないということでした。当時の技術的な問題はあったにせよ、そこにミュシャの人柄のようなものを感じてしまうのは私だけでしょうか。ミュシャが撮影した写真も興味深いものばかりでした。授業では1895年に撮影した美しいヌード写真をお見せしましたが、そこには絵画と共通する美意識が感じられます。本展で公開された「ミュシャの愛人 ベルト・ド・ラランド」、「ミュシャの妻となる美術学生、マルシュカ・ヒティロヴァー」にいたっては特別なものを感じてしまいます。表現方法は違ってもそこにはミュシャの一貫した美意識が感じられます。
by manabinomori | 2014-06-12 08:17 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
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