当初出願状況
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公立高校の当初出願状況が発表されました。少子化の影響で平均倍率が1.0倍というこれまでで最低の数字を記録しました。私が驚いたのは、おといねっぷ美術工芸高校の倍率が0.8倍、そして平岸高校のデザインアートコースが1.0倍になったことです。おといねっぷ美術工芸高校の0.8倍という数字はとても厳しいものです。これまでの人気に陰りが見え始めたのかも知れませんが、もしかすると学習指導要領で小学校の「図画工作」、中学校の「美術」という科目の時間数を削減し続けた影響が出始めたのかも知れません。なぜなら、あの高倍率を誇った平岸高校のデザインアートコースでさえ1.0倍になっているからです。厚別高校や石狩翔陽高校などの総合学科での美術・工芸教育が充実し始めていることも影響しているのかも知れません。細かいデータがありませんのでなんとも言えませんが、おといねっぷ美術工芸高校にとっては憂慮すべき事態です。なんとか改善して欲しいと願っています。

ところで、これらの数字は大学にとっても深刻な問題です。つまり、そこから美術系中学生の減少傾向が読み取れ、数年後には大学にも影響してくるからです。この2年間、デザイン文化学科の入学広報を担当させていただき、大学の学生募集についての難しさを体験しました。その魅力を伝えるためにはさらなる方策が必要です。「作品が見える」「人が見える」ということはもちろんですが、その「作品」に感動があり、それが広く伝わっていくようなものでなければならないと感じています。それを、ゼミや卒研、あるいは課外活動やコンペなどでどのように生み出して行くのか。同時に、学生はもちろんのこと教員もキラキラ輝くような活動を展開していくとが必要だと思われます。次年度はそれらの反省を踏まえながら、担当者として新たな活動を展開したいと思っています。
by manabinomori | 2015-01-27 21:39 | 石塚耕一研究室 | Comments(2)
Commented by 輪島進一 at 2015-01-27 22:06 x
中学・高校の美術教科の削減が、もろに響いているのを実感しています。短大の「造形表現基礎」或いは非常勤で行っている教育大函館校の教養課程「視覚表現基礎」等を教えるににつけ、学生は美術から遠のいています。どうか頑張ってほしい。
Commented by manabinomori at 2015-01-27 22:31
やはりそうですか。残念なことです。日本が文化立国になるためには、美術教育が大切であることを今一度訴えていく必要があるかも知れませんね。ありがとうございました。
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