中祥人先生のアトリエ訪問では、もう一つの企画がありました。中先生自身もイラストレーターとして活躍はされているのですが、専門の作家さんがいた方がデザインを学ぶ学生のためには良いだろうということでご配慮してくださったのです。そして幸いなことにイラストレーターの中西犬人さんとタカハシユリさんからもご指導をいただくことになりました。
中西さんのデジタルイラストは、IllustratorとPhotoshopを駆使し、信じられないほど多数のレイヤーで構成されていました。クライアントからの要望にすぐに応えられるように、例えば影一つでもレイヤーとして作成しているのです。その制作過程を丁寧に説明してくださいました。驚きです。
私達が目にする「漢字カナオレ」「特選クロスワード」などの表紙は中西さんの手によるものです。また、タカハシユリさんのイラストの説明もありました。
なるほどと思ったのは、クライアントから依頼されたイラストと、作品としてのイラストとの違いです。例え依頼されたものであっても、そこにどれだけ自分らしさを出すのかという難しさがあることを知りました。熱心にご説明して頂き感謝です。
最後に名刺交換をしているところです。若い人たちを大切にしよう、育てたいという皆様の姿勢が伝わってきました。学生にとってはこれからも交流させていただけるまたとないチャンスを得たことになります。
予定時間をかなりオーバーする密度の濃いご指導をいただきました。本当にありがとうございました。
最後に、高橋編集長を囲んでの1枚です。明日の夜は「高橋編集長と漫画家さとう輝先生を囲む会」が予定されています。よろしくお願いします。