着実に進化させて来年の個展を成功に導きたい
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この作品は、α77に、DT35mm(35mm判換算で焦点距離52.5mm)という格安のレンズで撮影しています。もちろんF1.8を開放させての撮影になります。難しいのは瞳にピントを合わせることです。F1.8ともなるとかなりシビアで、確実にピントが合っていないと解像度が得られないことになります。時には、ファインダーに写る世界が正しいのかさえ疑いながらシャッターを押すことがあります。ソニーのαシリーズは「トランスルーセントミラー・テクノロジー」という特殊な透過ミラーを使用しているため、光学ファインダーと異なり、有機ELファインダーに写る画像は仕上がり近いはずなのですが、それでも疑ってしまうのです。レンズを絞ればその問題は解決するのですが、そうすると手前のスマートフォンのボケが失われてしまいます。雑誌などにはF1.4のレンズを使い、手前の瞳にフォーカスした写真に出会うことがありますが、これは三脚を使ってブレを抑えながら撮影しているのかなと感心させられます。α7SⅡのようにISO感度409600という信じられないCMOSセンサーを使えば高速シャッターでの撮影が可能となり、このような暗い室内でも三脚なしでブレを抑えられますが、α77の場合はそうはいきません。適度なISOで手振れを抑え、そして確実にピントを合わせなければならないのです。カメラは難しいと感じる瞬間でもあります。レタッチそのものは、来年の個展に向けた習作で、このような作業を日々続けています。すでに、完成した作品もありますが、過激な作品ばかりなのでここに公開することはしません。ともあれ、今年の反省を生かしてステップアップしていかなければなりませんし、デザイン文化学科の教授としての資質も問われます。あせらず、でも着実に進化させて来年の個展を成功に導きたいと思っています。
by manabinomori | 2015-12-01 21:57 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
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