FUJIFILM X100T
b0108779_09401232.jpg
いま一番欲しいカメラはFUJIFILMのX100Tだ。デザインはレトロで新鮮とはいい難いが、その個性と画質は突出している。価格は約12万円、デジタルカメラの中では高価である。このジャンルのカメラとしては大きいが作りはしっかりしている。特色は「電子式レンジファインダー」というもので、光学ファインダーの画面上にEVFエリアを表示でき、正確なフォーカスを可能にしている。確かにこれはいい。光学ファインダーは撮影者の心をドキドキさせるしEVFも実用的で使える。しかし私が惚れたのはそんなことでない。35mm/F2の固定レンズが生み出す世界のおもしろさだ。この分野ではSONYのDSC-RX1RM2の画質に勝るものは存在しないが、その価格は46万円で、誰もが買えるわけではない。RX1RM2がミクロン単位の解像度にこだわるのであれば、X100Tは色彩とボケの優雅さを楽しむことができる。特に10cmマクロ撮影は圧巻としかいいようがない。歪曲収差までもがアートに感じてしまうほど楽しい。APS-Cサイズのカメラとは思えないほど良くできたレンズで、単焦点の美しさをとことん体験できる。また、アナログ感覚のダイヤルがフィルム時代にもどったかのようにフレンドリーな操作へと誘う。このカメラを使うと、デジタル一眼レフカメラで問題となる、①センサーのゴミ、②コンパクトにできない、③シャッター音、などを解決しながら同等に近い画質を得られる。TIPA AWARDS 2015を受賞したり、世界各国の写真家に愛されているのも理解できる。ほんと、これは凄い。FUJIFILMに拍手です。
by manabinomori | 2016-02-27 10:23 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
<< アビイ・ロード Fine Art Portra... >>