Apple Pencil ⑧ Intuos Pro Pen との比較
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その歴史を作ってきた Wacom のタブレットペンと Apple Pencil を比較してみます。ちなみにこれまで使用していた Intuos Pro は筆圧2048レベル対応、傾き機能搭載、押す力加減で線の太さや濃淡を表現できます。使ってきて感じたことは、「画面に直接描けない」ということを除けば Intuos Pro は最高のタブレットだと思います。そのグリップペンは Apple Pencil の半額で買えますし、サイドスイッチや便利な消しゴム機能もあります。このペンが優れているのは、プロのクリエイターやアーティストのために改良が重ねられてきたデザインやラバークリップにあります。長時間の使用にも疲れにくく、握りやすく、滑りずらいのです。これはとても大切な視点です。筆圧ペンは書く度に減っていきますので、まるでシャープペンシルのように文房具を意識させます。このアナログ感もいいのです。一方のApple Pencilは、ほぼ鉛筆と同じぐらいの大きさで親近感がわきます。充電も簡単にできますし、デザインも美しい。凄いのは1秒間に240回という驚異的な速さでスキャンしレイテンシを感じさせないことです。2つの傾斜センサーが、手の向きと角度を正確に計算し、木炭や鉛筆で描く時と同じように濃淡の効果を作り出します。課題は、iPad Pro の画面に直接書くとゴツゴツしてしまうことです。書き心地は最悪ですが保護フィルムを使うと改善されます。ペンの重さも気になります。Wacom Pen ほどの完成度はありませんが、「画面に直接描けない」ことにイライラしてきたことが、Apple Pencil と iPad Pro の導入により改善されました。直感的な制作と、より高い次元の表現が可能になったのです。プロが使うWacom Cintiq 27QHD touch には及びませんが、このシステムはとても魅力的で力になることは間違いありません。今年発表する作品のほとんどが Apple Pencil で描いたものになると思います。
by manabinomori | 2016-03-03 14:06 | 研究 Apple | Comments(0)
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