最大限のシンプルさと慎ましさをもってデザイン
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雑誌Pen(5/1号)の特集「グラフィックの天才たち。」にグラフィックの歴史を動かした、巨匠10人が紹介されています。その中で最も興味深かったのは、CI(コーポレートアイデンティティ)ブームを起こしたデザイナー、ポール・ランドの記事です。今日ではブランドデザインはごく日常のこととして定着していますが、1950年代に企業イメージをデザインして成功へと導いたのが彼なのです。有名なところでは「IBM」や「abc」がありますが、どれも一目で印象に残る個性があります。それはデザインとしての美しさが、まるでアートや音楽のように心に迫るからではないかと思います。スティーブ・ジョブズが1985年に創立した「NeXT」のロゴも彼の手になりますが、これを初めて見たときの衝撃はいまでも忘れられません。ランドは「最大限のシンプルさと慎ましさをもってデザインしなければ生き残るものにはならない」と公言しています。ビジネスにデザインが必須であることを証明したランドのデザインから、私たちはもっと学ぶべきだと思います。
by manabinomori | 2016-05-05 11:33 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
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