篠山紀信写真展「快楽の館K」
b0108779_22415807.jpg
原美術館は素敵なミュージアムですが、雨の日に訪問するには厳しいものがあります。昨年の9月24日(土)に訪問した時は、品川駅から歩くのが辛かったことを思い出します。さて、そのHARA MUSEUMのフライヤーには、どこかマグリットの絵画を連想させる写真が掲載されています。独特の雰囲気があり私のお気に入りでもあります。ヌードを掲載したフライヤーと言うことで画面が暗くしてありますが、この程度のヌードでもフライヤーとしては配慮が必要であることを示しています。
b0108779_22420354.jpg
本展で画期的なのは、篠山紀信が原美術館を舞台に30名にものぼるモデルを起用して撮影したということです。撮影した場所にそのまま作品として展示されているのはなんとも不思議な感覚になります。ユニークなのは超広角レンズを多用した巨大な作品になっているということです。今月号のアサヒカメラでその一端を見ることができますが、その歪んだ空間は静止した映画を観ているかのようです。
b0108779_22420158.jpg
会場内は写真撮影が禁止されていますが、外にはこのような遊びがあったりして楽しませてくれます。篠山紀信は毒のない写真家ですが、緻密に企画・撮影された写真には、優れた創造力と技術がつまっています。ある意味では篠山紀信だからできる道楽の写真展のようにも思えますが、だからこそ篠山紀信は偉大なのでしょう。
by manabinomori | 2017-01-01 22:43 | 展覧会レポート 東京 | Comments(0)
<< 東京国立近代美術館 今年もよろしくお願いいたします >>