バドミントン部が男子団体3位に
バドミントン部が男子団体3位に_b0108779_10212820.jpg 本校には工芸部、美術部、クロスカントリー部という全国レベルの部活動があるため、他の部活動はどうしても目立たない存在になってしまいます。まして、全校生徒92名の小さな学校ですから、存続さえ危ぶまれる部活動もあります。
 5月26日から高体連名寄地区大会がありました。出場したのはバドミントン部と卓球部の2つの部活動です。残念なことにバスケット部は人数が足りず出場できませんでした。
 壮行会で、私は「出場するからには勝つことにこだわって欲しい」というようなことを話しました。やはり大切なことは「勝つ」ことなのです。負けてもいいという意識で出場するなら、出ない方がいいのです。「勝とう」とする思いが人間を成長させ、自分の能力以上の力を引き出すことにつながるのです。その結果として負けても、それはそれでいいのです。悔し涙は努力したことの証しであり、そこで学んだことはこれからの人生の大きな力となるのです。
 浜頓別町の多目的アリーナで行われた高体連バドミントン大会は、男子ダブルスの岡田和馬君と渡部賢児君がベスト8に入りました。そしてなんと言っても凄いのは男子団体が3位になったことです。本校のバドミントン部は昭和52年に創設され、その後一時休部し、昭和61年から現在まで活動しています。きっと3位というのはこれまでにない快挙だと思います。
 大会前に各部の練習を見に行きましたが、バドミントン部からは気迫らしきものが感じられました。壮行会でも、私のつたない話を真剣に聞いてうなずいていました。こういう真摯な姿勢や日頃の努力が今回の結果に結びついたのではないかと思います。
 職員打ち合わせで、顧問の畠山康彦先生より大会報告があったとき、教職員から温かい祝福の拍手がありました。私はうれしくて、放課後にバドミントン部を校長室に呼んで話をしました。話すというより、喜びを伝えたいという感じです。そこでも一人ひとりがとてもよい表情をしていました。同じようにすべての生徒が自分の持っている力をどんどん引き出してくれるとうれしく思います。おめでとう、そしてありがとうバドミントン部!
(平成18年5月31日号)
by manabinomori | 2006-05-31 10:21
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