横山光輝の世界展

 横山光輝の世界展に行きました。私は『鉄人28号』の原画を見ることができて、大変幸せでした。それを連載していた雑誌『少年』は宝箱のような存在で、本誌の迫力あるカラー絵、その続きとしての別冊付録、組立付録などが大好きでした。私はそれをいつも枕元に置いて寝ていました。いまでも部屋の奥には当時の『少年』や別冊付録が眠っています。1963年にモノクロアニメとして『鉄腕アトム』に続きテレビ放映された『鉄人28号』は大変な衝撃でした。第1回の放送を見たあと眠れなかったのを覚えています。
 横山の作品は少年に絶大な人気がありましたが、女の子には人気がありませんでした。大好きだった『鉄人28号』『バビル2世』『ジャイアントロボ』『グランプリ野郎』などのスピード感あふれるスリリングな作品は、明らかに少年の夢やロマンに訴える作品だったのです。ルーカスの映画『スターウォーズ』がそうであったように、横山は少年が求めていたロマンをマンガという手法を使って表現してみせた最初のマンガ家だったように思います。

<「学びの森」平成18年12月22日第15号>
by manabinomori | 2006-12-22 12:47 | おと高&音威子府村
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