ポール・マッカートニー『追憶の彼方に』
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高P連函館大会の帰りに、久しぶりにCDを買いました。それはポール・マッカートニーの『追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル』です。前作から2年振りのアルバムで、ビートルズ時代から終身契約かと思われていたEMIレコードを離れてのリリースです。その甲斐あってかアメリカの『ビルボード』誌のアルバム・チャート(6月23日付)に3位で初登場しました。イギリスのアルバム・チャート(6月16日付)でも初登場5位です。久しぶりの大ヒットです。日本の音楽雑誌のレビューも好評で大変期待していました。しかし、『ダンス・トゥナイト』など、ポールらしいメロディアスな曲はありますが、残念ながら私を満足させる内容ではありませんでした。2001年の『ドライヴィング・レイン』のような創造力やエネルギーが感じられないのです。天才であるがゆえに自分で全てをやりすぎているような気がしてなりません。若いバック・バンドを起用し、彼らと一緒に演奏しながら、アレンジやサウンドを創造すると、もっとクリエイティブな作品になったような気がします。とはいうものの、65歳で全米トップ3に入るアーティストなんて、世界中でポールぐらいしかいないでしょうね。
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写真に写っているキーボードは、上がローランドのFantom、下がヤマハのMotifだと思います。日本製品を愛用してもらっているだけで嬉しくなってしまいます。ポールらしいサービス精神に溢れた写真です。とても65歳には思えません。

私は仕事につまると、決まってポールのアルバム『ラム』『バンド・オン・ザ・ラン』『レッド・ローズ・スピードウェイ』を聴きます。すると、なぜかはかどるのです。ジョン・レノンのアルバムではそうはいきません。この1週間、私は仕事に押しつぶされそうな状態です。今晩はポールの昔のアルバムを聴きながらがんばります。
by manabinomori | 2007-07-02 20:16 | おと高&音威子府村
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