人工香料を合成しよう!
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学校教育指導のメインとなる「理科基礎」の授業です。対象は1年生、単元名は「物質の成り立ち」です。本時は「人工香料を合成しよう!」という実験によって、①各種現象に興味を持たせる。②合成した物質が元素の組み替えであることを理解させる。③合成された物質の利用と人体への配慮について考察する。④班員と協力し実験操作を行いその結果をまとめることが目標になっています。授業には本校教職員や小中学校の先生方も参観されました。
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導入では、実験の手順や薬品の危険性について丁寧に説明しました。
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生徒は授業を受けるのが楽しそうな雰囲気でした。やっぱり実験はいいですね。
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臭いがきつそうです…。調べたことや感想はプリントにまとめていきます。
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先ず試験管ABCにイソアミルアルコール、エチルアルコール、メチルアルコールを入れます。
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その試験管に氷酢酸やサリチル酸、そして濃硫酸を加え、8分間温めます。
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なんと、それぞれの試験管からはバナナやシップなどの臭いがするようになります。
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時間が不足したのは残念でしたが、生き生きとした授業でした。合成物質が人間生活を豊かにするとともに、環境への配慮が必要だということを理解できたと思います。実験は楽しいものですが、大変危険なものです。そのことを意識させながら授業を展開していたのはよかったですね。小道具を使いながら生徒をひきつけるテクニックはたいしたものです。畠山教諭の意欲や情熱が、生徒の心にしっかり伝わっている印象を受けました。いい授業でした。

狩野先生からは、安全に配慮していたこと、全員が参加していたこと、生徒の前向きな姿が感じられたことなどの評価をいただきました。ありがとうございます。
by manabinomori | 2007-11-30 12:52 | おと高&音威子府村
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