カテゴリ:石塚耕一研究室( 503 )
プルシャンブルーと若冲
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テレビ東京とNHKで若冲の番組が放送されました。今回はテレビ東京の「美の巨人たち」の方が若冲の作品についての本質に迫っていました。この「学びの森」では、2010年に「京都細見美術館 琳派・若冲と雅の世界」の中で若冲を紹介させていただきましたが、彼の作品は当時の画人たちとは異質な感じを受けます。『鶏図押絵貼屏風』などは、今日の画家が描いたと言ってもおかしくないほど時代を超越しています。今回の番組では「プルシャンブルー」を初めて使ったことが紹介されていましたが、若冲の画材や表現方法へのこだわりは半端ではなかったようです。それはきっと「自分の絵は遠い未来に評価されるのだ」という強い信念があってのことではなかったかと思いました。
by manabinomori | 2016-05-05 13:54 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
最大限のシンプルさと慎ましさをもってデザイン
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雑誌Pen(5/1号)の特集「グラフィックの天才たち。」にグラフィックの歴史を動かした、巨匠10人が紹介されています。その中で最も興味深かったのは、CI(コーポレートアイデンティティ)ブームを起こしたデザイナー、ポール・ランドの記事です。今日ではブランドデザインはごく日常のこととして定着していますが、1950年代に企業イメージをデザインして成功へと導いたのが彼なのです。有名なところでは「IBM」や「abc」がありますが、どれも一目で印象に残る個性があります。それはデザインとしての美しさが、まるでアートや音楽のように心に迫るからではないかと思います。スティーブ・ジョブズが1985年に創立した「NeXT」のロゴも彼の手になりますが、これを初めて見たときの衝撃はいまでも忘れられません。ランドは「最大限のシンプルさと慎ましさをもってデザインしなければ生き残るものにはならない」と公言しています。ビジネスにデザインが必須であることを証明したランドのデザインから、私たちはもっと学ぶべきだと思います。
by manabinomori | 2016-05-05 11:33 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
それでいいのかなと納得
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この半年ぐらい、「東海大学 石塚耕一研究室」という名称で作品を発信しています。すると「学生さんの作品いいですね」というようなメッセージをいただくことがあります。研究室の学生作品だと勘違いされているわけですが、これがけっこうな数になります。大学や学科をアピールする意味ではそれはそれでいいのかなと納得してしまう自分がいたりします。
by manabinomori | 2016-05-05 09:00 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
ドミニク・アングル
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ルーブル美術館へ行くと、多くの人は『モナリザ』で足を止めます。そこはいつも多くの人で溢れています。でも私が決まって足を止めるのは、オダリスクを描いたドミニク・アングルのこの作品です。「この左足はどこから出てるんだ?」「彼女が持っているものは何だ?」と自問しながら、デフォルメされた裸体の不思議な力と、彼女の目に魅了されてしまうのです。よく考えてみると、ルーブルに行くたびに同じことをしている自分がいるわけで、私にとっては特別な作品なのでしょう。
by manabinomori | 2016-05-03 11:02 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
新聞の購読率
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新聞の購読率は年々低下しています。「国民生活時間調査」が行った調査結果をその報告書から1995年と2015年の男性(平日)で比較してみましょう。ちなみに、新聞購読率(新聞行為者率)とは、該当日に15分以上新聞を読んだ人の割合を意味します。その新聞とは自らが購入したものに限らず、一般紙の朝刊だけでなく夕刊、さらにはスポーツ紙や業界関係紙、広報紙、そしてチラシや電子版までをも含みます。紙媒体としての新聞は購読していないが、電子版を読んでいる人も含まれます。左が1995年、右が2015年です。

10代 14%→ 4%(-10%)
20代 32%→ 8%(-24%)
30代 55%→ 10%(-45%)
40代 67%→ 20%(-47%)
50代 74%→ 38%(-36%)
60代 77%→ 53%(-24%)
70歳以上 73%→ 66%(-7%)

この結果を見ると、新聞をよく読んでいるのは10年前では40代以上だったのに対して、いまでは70歳以上ということになります。60代で半分しかいなく、40代以下においては、もはやその存在感は希薄だということです。つまり「新聞は高齢者のためのものとなり、世代を超えて情報を共有できる媒体ではなくなった」ということです。この10年で急激な新聞離れが起きていたのです。新聞購読率10%の30代が60代になった頃には、日本の新聞社は大きな転機を迎えることになるでしょう。

by manabinomori | 2016-04-30 20:12 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
デザインの審査は疑問だらけだ
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「オリンピックのエンブレム決まりましたが、どう思いますか?」と学生に訊かれました。その学生にとっては納得いかない結果だったようです。確かにA案は、各種調査で常に下位に位置していたデザインです。白紙撤回された前回のエンブレム審査委員だったあるデザイナーは、この結果が出る前から「これはA案ありきのデキレースである」と指摘していました。私もまっとく同じ意見だったので、A案に決まったことには驚きませんでした。この4つのデザインが提示されたとき、「A案」対「BCD案」になっていたことはデザイン関係者なら誰にでも分かることです。しかも「A」というのは特別なアルファベットでもあるのです。そのようなことが見えてしまう提示の仕方も問題だったように思いますが、逆を言うならばA案にするためにはそれしか方法がなかったということでもあるのです。あれだけの騒ぎになった分けですから、ここは権威にこだわることなく、国民投票で決めても良かったような気がします。素人の作品が選ばれたっていいではありませんか。学生に「デザインの審査は疑問だらけだ」と言わせるようであってはならないのです。
by manabinomori | 2016-04-29 20:54 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
意欲的な作品を提案してきた
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今日一番嬉しかったことは、学生が意欲的な作品を提案してきたことです。
by manabinomori | 2016-04-26 21:15 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
目指す世界観は共通
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この2枚の作品は、色調は違うけれど目指す世界観は共通です。最近はブルーの魅力にはまっていて、作品がそちら寄りになります。それもまたいいのかなと思っています。
by manabinomori | 2016-04-25 20:34 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
空を見上げると
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町内の清掃活動に参加したり、チャリの整備をしたりと、春の訪れを感じるようになりました。ふと、空を見上げるとアートが一面に広がっています。
by manabinomori | 2016-04-24 13:36 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
抽象画を描くかのように作品を作る
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最近こだわっているのは粒子やブラーです。これらを操作することにより、抽象画を描くかのように作品を作ることができます。ポートレイトと違って大胆なレタッチができるのがいい。
by manabinomori | 2016-04-24 10:46 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)