カテゴリ:訪問記 フィレンツェ( 32 )
雨のフィレンツッエ
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フィレンツッエを訪問した時に、激しい雨に打たれたことがあった。誰もがそこから逃げ出したのに、その雨を楽しむかのような女性達がいた。
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よく見て欲しい。傘をさしている彼女は裸足だ。靴が濡れるぐらいなら裸足で歩く方がいいのでしょう。
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世界中から観光客が集まるこの街では、雨も一つの文化のように思えた。
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雨が止むと、再び人が路地に溢れ出す。
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左隅の人は傘売りだ。こんな商売が成り立つのです。
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雨上がりのフィレンツェもまた素敵なのです。
by manabinomori | 2016-03-04 12:13 | 訪問記 フィレンツェ | Comments(0)
雨のフィレンツェ
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これは昨年の8月29日にフィレンツェで撮影したものです。
そろそろローマ編に移らなくては、
いつまで連載をやっているのかとお叱りを受けそうです。

フィレンツェでは2日目に夕立に遭遇しました。

雨の街並みはとても美しく印象的でした。
観光客や地元の人も身近に感じられました。
裸のフィレンツェに触れたという感じです。

by manabinomori | 2014-09-01 20:32 | フィレンツェ | Comments(0)
ウフィツィ美術館(2)
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「ウフィツィ美術館」の売店です。
ここはルーブル美術館のように写真撮影が許可されていませんので、
せいぜいこのような写真しかお見せできません。
もし私が東海大学の研究者として
正式にそれを申し込んで訪問していたなら
もっと違う角度から取材ができたことでしょう。
しかしそのためには明確な研究テーマが必要であり、
何より学芸員への調査依頼をしなければなりません。
通訳も必要になります。

売店で目につくのは日本語に翻訳された書籍です。
どれも専門的な視点から書かれていて欲しくなります。
ただ文体や活字が今風ではなく、
日本語にしましたという程度であるのが残念です。
(以下の画像はウィキメディアコモンズより)

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私が関心を持っているのは
昨日紹介したサンドロ・ボッティチェッリについてです。
『ヴィーナスの誕生』が生まれた背景や、
この絵が持っていた意味について考察してみたいという思いがあります。

『ヴィーナスの誕生』は、
薄められた卵黄が混ぜられた脱脂テンペラでリンネル布に描かれています。
『春』が木板にテンペラで描かれているのとは対照的です。
フレスコ画のような透明感があるのはそのためです。
1987年に修復され色彩が鮮やかな絵にもどり、
そのことを会場でも実感できました。
キプロスの南部には本作のモデルとなった場所が実在するといいます。
そこにも行ってみたいものです。

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さて、ウフィツィ美術館を訪問して再認識した作品があります。
レオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』(1475-85年)です。
『受胎告知』は多くの画家が描いていますが、
この作品の前に立つとその存在感に圧倒されそうになります。
計算しつくされた構図と緻密な描写力、
マリアは神格化されることなく天使と会話をしているかのようです。
この前に立つと時間が止まってしまうかのようです。

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レオナルドが『受胎告知』を描いた時期には諸説があります。
1470年代の20歳頃に描いたという説もあれば、
その10年後の独立してからだという説もあります。
ただ画面の随所に師であったヴェロッキオへの敬意が感じられることを考えると、
そして未完成が多いレオナルドの制作傾向を考えると、
20歳頃に描いたという説を私は支持したいところです。

この作品もまた修復されています。
制作当時のクリアさがもどり、
そのことが新たな解釈を生み出すきっかけになっているというのがおもしろい。
レオナルドの凄さを実感できる1枚です。
by manabinomori | 2014-08-18 10:26 | フィレンツェ | Comments(0)
ウフィツィ美術館(1)
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「ウフィツィ美術館」は、
ボッティチェッリ、レオナルド、ラファエロなど、
ルネサンスの巨匠の絵画が収蔵された美術館であり、
私にとってはルーブル美術館以上の存在です。

近代ヨーロッパにおける最古の美術館は、
1581年、メディチ家のフランチェスコ1世が、
ウフィツィ宮殿の東翼廊の最上階に
「絵画と彫刻とその他の貴重品」を飾ったギャラーを設営したことに始まると言われています。
「ウフィツィ美術館 芸術 歴史 コレクション」(2002)には、
次のように書かれています。

「フランチェスコ大公はいちばん上の階の東側部分に、
彫刻と極めて優れた絵画と貴重な用具でいっぱいの、
かくも立派で堂々たるギャラリーを創設し、
そのきわめて高尚なる美の数々は、
まさに今日の世界における特筆すべき驚異となっている。
そこでは、至高の喜びに浸りながら
様々な珍しき高貴な美なるものに視線をさ迷わせているうちに、
魂を見失ってしまいそうになるほどである」

ここはメディチ家の美術コレクションを収蔵する美術館であり、
ルネサンス絵画の宝庫です。
その展示物は2,500点にものぼっています。
その中で印象に残った作品を今日から紹介していきます。
作品の画像はすべてウィキメディアコモンズからで、
パブリックドメインです。

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フィリッポ・リッピの『聖母子と二天使』(1460年代)です。
ボッティチェッリの師ということもあり随所に共通性が感じられます。
ボッティチェッリは良き弟子であったということなのでしょう。
リッピは修道女と駆け落ちするなどかなりの人物であったようですが、
芸術家を大切にするメディチ家の支援があって活動できたようです。
さて、この作品は大変な称賛を集め、
模写される絵画のトップになったようです。
親近感を感じさせ、
まるでそこにいるかのような聖母子と二天使、
そして遠近感溢れる背景の描写は
ボッティチェッリやレオナルドの作品へとつながっていきます。

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サンドロ・ボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』(1485年頃)です。
私はこの絵を観るためにイタリアへ向かったようなものです。
さすがに作品の前面はガラスで覆われていました。
部屋の中央にあるソファに座りながら時を忘れるほど鑑賞しました。
これほど幸せな時間はないという感じです。
同じ部屋には『春』もありました。
官能的で美的な世界が繰り広げられますが、
新プラトン主義(エルネスト・ゴンブリッチ)によれば、
「当作品は、精神と物質の融合、あるいは理想的概念と
自然の均衡のとれた共存を暗示している」ということになります。
モデルはジュリアーノ・デ・メディチの愛人であった
シモネッタ・ヴェスプッチという説が有力です。
残りの人生をその調査に費やすのも悪くはありません。

by manabinomori | 2014-08-17 19:26 | フィレンツェ | Comments(0)
アートな写真
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学生と一緒の海外フィールドワークやゼミ旅行であれば、
学生をモデルに楽しい(あるいはアートな)写真をたくさん撮影できそうですが、
今回のような場合はそれができません。
そんな中で偶然撮影できた1枚です。

by manabinomori | 2014-08-16 20:46 | フィレンツェ | Comments(0)
雷で落ちた
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以前紹介させていただいた
ドゥオーモ「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」です。
この美しさは格別としかいいようがありません。

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それを取り囲むかのように建物があります。
一つ一つが興味深くその歴史を調べてみたくなります。

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ここにも芸人がいました。

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ドゥオーモの頂上にある十字架と球は
ダ・ヴィンチが働いていたヴェロッキオ工房の手によるものです。
その6mの球が雷で落ちたことがありました。
1492年のことです。それがここです。
また落ちる可能性があるなと思ってしまいました。
by manabinomori | 2014-08-16 20:37 | フィレンツェ | Comments(0)
レプッブリカ広場
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フィレンツェの街は綺麗でゴミもほとんど見かけません。
世界遺産ということもあるのでしょうか。

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どこへ行っても絵が売られています。
それだけの需要があるということです。

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「レプッブリカ広場」(共和国広場)です。
ご覧のようにメリーゴーランドがあったりします。
子供から大人まで楽しめる素敵な広場です。

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驚いたのはコレです。
様々なパフォーマンスが行われていました。

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このおじさんのパントマイムは
車を使ったりの大仕掛けで注目されていました。

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中望遠レンズで撮影したいと思ったのがこの瞬間です。
広角ばかりでは飽きてしまいます。

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すぐ近くにあるのがドゥオーモです。
時間や天候によって様々な様相を見せます。

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フィレンツエは観光客とともにあるということを実感させられました。
優れた文化や歴史を持っている街は強い!
by manabinomori | 2014-08-16 19:57 | フィレンツェ | Comments(0)
ヴェッキオ宮殿
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「シニョリーア広場」はヴェッキオ宮殿前にあります。
フィレンツェ共和国の行政の中心地であり、
ヴェッキオ橋、ドゥオモ広場、ウフィツィ美術館へ向かう道があります。
共和政時代は人々はここに集まり議論を戦わせ挙手によって採決を行ったとのことです。
左側の建物は雨でも市民集会を開催できるようにと1382年に建設されました。
まるで野外美術館のように彫刻が立ち並んでいます。

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ヴェッキオ宮殿の横にある噴水は印象的です。
バルトロメーオ・アンマナトティ作「海神ネプチューンの泉」で、
オスマン帝国に対抗するため、
1562年にピサの南リヴォルノ港に海軍を創設し、
その記念に作られたようです。
ミケランジェロの彫刻より勇ましい。

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「ヴェッキオ宮殿」は現在でもフィレンツェ市庁舎として使われています。
入り口には2体の彫刻が置かれていて、
左はミケランジェロの「ダヴィデ」像のレプリカです。
オリジナルはアカデミア美術館にあります。
アカデミア美術館の前進はコジモ1世が初代総裁を務めた美術アカデミーです。
美術への理解が深いコジモ1世がいたからこそ
現在のウフィツィ美術館やヴァザーリの回廊、
そして今日のフィレンツェの景観があるとも言えます。

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今回のフィレンツェ訪問で悔やまれるのは、
ヴェッキオ宮殿にある「500人大広間」に行けなかったことです。
2007年にイタリア文化庁は、
レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画「アンギアーリの戦い」が
500人大広間にあるヴァザーリの壁画の裏側に隠されていると発表しました。
歴史ほどおもしろいものはない。
<写真はウィキメディアコモンズ(User:Listrophy)より>
by manabinomori | 2014-08-16 12:19 | フィレンツェ | Comments(0)
再びヴェッキオ橋
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再びヴェッキオ橋です。
アルノ川にかかるフィレンツェ最古の橋には、
いつも観光客が溢れていました。
フィレンツェ2日目にミケランジェロ広場からホテルにもどる途中に撮影したものです。

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宝石店が軒を連ねています。
「地球の歩き方」によれば、
戦争中に、唯一破壊を免れたこの橋の上を
ヒトラーやバルチザンが歩いたとも書かれています。
ドイツ軍が撤退する際に、
この橋が爆破されなかったのはヒトラーが気に入っていたから
という説まであります。

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フィレンツェにはセグウェイで巡る市内観光ツアーがあります。
ヘッドホンによる音声ガイドまでついています。
セグウェイに乗りたいと思いますが、
これで観光したいとは思いません。
by manabinomori | 2014-08-16 11:16 | フィレンツェ | Comments(0)
絵を売る画家達
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今日はウィフィッツィ美術館の中庭で絵を売る画家達を紹介します。
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意外と多いのが肖像画を描く人で、またその需要もあります。観光客はここで旅の思い出としてそれを描いてもらうのです。
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フィレンツェをテーマにした絵ばかりではなく、このようにオリジナリティを前面に出している人もいます。素敵な作品です。
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版画もあります。
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フィレンツェらしいテーマと色調の作品は観光客から人気があります。
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これを売ろうとするのだからたくましい。画家の魂を感じます。
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ナイフを使った激しいタッチと豊かな色彩が印象的です。そこにコラージュを加えているのが新鮮。
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デフォルメされた人物画もまた楽しい。
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日本の美術館にもこのようなところがあったらいいのに。
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ヴェッキオ橋に向かう回廊ではアクセサリーも売られていました。
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どの作品もクオリティが高い。さすがフィレンツェという感じです。
by manabinomori | 2014-03-11 08:02 | フィレンツェ | Comments(0)