カテゴリ:スウェーデン( 28 )
ダーラナホース
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昨夜出されたレクサンドの「Knäcke」(クネッケ)は、少し堅めでパリパリした食感がいいのです。そこに描かれていたのが「ダーラナホース」で、これは幸せを呼ぶ馬とも呼ばれ、レクサンドの象徴です。
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うちでも可愛い馬を飼っています。
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原産地はここです。撮影データには2008年5月25日とあります。
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私も乗ってみました。うーん。ミニクーパーよりいいかも。
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ダーラナホースは赤ばかりではなく様々なバリエーションがあります。
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凄い数です。レクサンド高校のボンド先生が説明してくれています。
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制作過程については以前紹介しましたので省略します。
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写真を見て分かるとおり、一点一点が同じように見えて微妙に違います。そこが手作業の良さかも知れません。このような観点は、これからの商品デザインに導入されていく可能性もあります。
by manabinomori | 2013-05-11 15:37 | スウェーデン | Comments(0)
カール・マルムステン工芸高校
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私は文部省(当時)の教員海外派遣でアメリカ合衆国の教育を視察したことがあります。施設設備は立派で多用な授業を展開していましたが、その教育が日本より優れているとは思いませんでした。しかしスウェーデンのカール・マルムステン工芸高校を視察したときには、その教育の質の高さに目を丸くしました。教育立国スウェーデンならではともいえますが、とはいっても他に視察したスウェーデンの2校とも明らかに違う空気を感じました。それは教員の教育にかける情熱や生徒の意欲のようなものがひしひしと伝わってくることにありました。ラーシュ校長自身が日本の教育や文化の影響を受けていたこともあり、新しいものを取り入れながらより質の高い教育を展開していこうとする姿勢、もっといえば「自分たちは最高の教育をしている」という自信のようなものが伝わってくるのです。スウェーデンは美意識が高い国の一つですが、彼らが持っている誇りのようなものが羨ましくも思いました。
by manabinomori | 2012-10-02 21:05 | スウェーデン | Comments(0)
理想の高校
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このブログで紹介してきた“カール・マルムステン工芸高校”は、ある意味で理想の高校のように思えます。その理由の一つは、理想的な少人数指導が行われていることです。生徒の興味・関心に応じた教育内容と、それを可能にする恵まれた施設設備があります。その贅沢さは日本ではあり得ないほどです。スウェーデンの教育予算は日本とは比較になりませんが、未来をつくるのは子どもたちであるという意識が感じられます。これからの日本が考えなければならない視点がここにあると思います。次に、教員の研究心と専門性が高いということです。例えば、彼らは日本の優れた技術をも教育の中に取り入ていますが、このような世界的な視点から自分たちの教育を考えることは凄いことです。そのことが、彼らのプライドや意欲につながり、教育の質を高めているのだと思います。チームワークも感じました。最後に、工場を改修してつくられた校舎であるにもかかわらず、細部にいたるまで美を意識しているということです。実はこのような配慮が生徒の美意識を育てているのではないかと思いました。日本の教育制度では難しいのですが、自分たちの考える教育を自分たちで実践しているという感じで羨ましく思いました。
(画像は私たちの訪問を伝える新聞記事ですが、結構なボリュームです。)
by manabinomori | 2012-01-28 12:59 | スウェーデン | Comments(0)
クリスマスカード
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スウェーデンのラーシュ先生から送られてきたクリスマスカード(写真)です。きっとご自宅の近くで撮影されたのではないかと思います。北欧には色彩豊かな鳥が多くて素敵ですね。そうそう、スウェーデン大使館のカイ参事官は、日本の植物を熱心に研究されていて、日本の自然をとても愛していますが、「日本にはカラスが多すぎます」と言われていたことを思い出しました。日本にいると気がつきませんが、確かにそのとおりだと思います。
by manabinomori | 2011-12-27 18:43 | スウェーデン | Comments(0)
食堂
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欧米の高校には食堂があります。もちろんスウェーデンでは無償です。広く明るい、開放的な空間で食事ができるのは羨ましい限りです。椅子のデザインや配色も凝っていて、無機質で味気ない日本の校舎とは天と地ほどの差があります。外国の高校を視察するたびに思うのは、先進国といわれる国の中で、日本ほど教育にお金をかけていない国はないということです。未来をつくるのは教育の仕事です。だとするならば、もっと教育を大切にすべきです。写真はレクサンド高校です。
by manabinomori | 2011-02-19 02:58 | スウェーデン | Comments(0)
卒業式
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これはストックホルムの高校の卒業式です。オープンカーやトラックにのって自分たちをアピールします。というより、思いっきり楽しんでいました。
by manabinomori | 2011-02-19 01:22 | スウェーデン | Comments(0)
スウェーデンの教育
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平成20年5月、私はスウェーデンの学校を視察しました。視察したのは、レクサンド高校、カール・マルムステン工芸高校、ミョービリィ高校、そしてレクサンドの小中学校と成人学校です。以前、米国の高校を視察させていただいたこともありましたが、スウェーデンの高校は、日本や米国より体験学習を尊重し、職業と結びついていました。

日本の高等学校の主流は普通科ですが、スウェーデンでは、レストラン科、自動車科、クラフト科、自然環境科、医療科、保育科、動物科、などの多様な学科を設置し、職業人としての知識や技術を教えています。レストラン科であれば、校内の食堂を地域に開放し、実際に調理実習やウェーターをこなしながら就職していきます。そのため、高校のインターシップは5週間義務づけられ、企業と学校は密接な関係を保っています。再教育のシステムも確立していて、選んだ仕事が自分の適性に合っていなければ高校にもどって学び直すことができます。それが簡単にできるところが魅力でした。

スウェーデンの人口は、936万人です。そこに、エリクソン、サーブ、ボルボ、イケア、H&Mといった世界的な企業が多数存在しています。国の維持と産業の活性化を図るためには、教育こそが大切であると考えています。したがって、大学までの授業料は無償ですし、教育に関する施設・設備については最も充実した国の一つになっています。

だからといって、日本の教育が劣っているとは思いません。きめ細やかな指導内容や献身的な教員の姿勢は他国にはないものです。これは日本の良さであり、他国には真似のできないものだと思います。しかし、1人1人の個性を尊重し、体験活動や対話を通しながら子供たちを育てていこうとする姿勢には学ぶものがあります。フィンランドの教育もそうですが、問題解決能力や創造力を育成しながら学力を高めていこうとする姿勢こそが、今日の日本の教育に求められていることではないかと思います。北欧ではアウトドア教育にも重点が置かれ、自然と触れ合いながら心を豊かにしようとしています。特別支援の子供たちを特別扱いすることもありません。同じ学校の中で自分をみつめさせるのです。

個人的に考えさせられたのは、校舎内の空間処理の見事さです。空間に遊びがない日本の校舎と異なり、まるで校内に公園があるかのように教室や廊下が配置されています。トイレは全て個室で教室の近くに設置されていますし、机や椅子のデザインには心を癒す美しさがあります。パソコンはもちろん、理科や社会の教材も贅沢というほかありません。

スウェーデンでは、国が基本となる教育政策を示します。自治体はそれを自分の責任のもとに自主的に運営します。したがって教育長は各校を常にモニターしなければなりませんし、ヘッドマスター(校長)はその成果を出さなければならないのです。

人は生涯学習するものであり、教育はそのためにあります。成人学校には、何歳になっても入学することができますし、学びたいことを自由に学ぶことができます。教育は国民のためにあり、教育こそが人を豊かにするものであるという思想を感じました。
(写真はレクサンド高校)
by manabinomori | 2010-06-04 19:41 | スウェーデン | Comments(2)
スウェーデンの学校と日本の学校
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昨日はお休みをいただき、札幌プリンスホテルで行われたワールド・カフェ「スウェーデンの学校と日本の学校」に参加しました。ワールド・カフェとは、リラックスした雰囲気で全員が主体的に参加できるセミナーです。主催はスウェーデン交流センター、ファシリテータは東海大学教授の川崎和彦先生と矢内弘美先生が担当されました。
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東海大のスウェーデン人留学生14名が参加するとともに、道外からも茨城大学教授の村山朝子先生をはじめ様々な方が参加されていました。海外からの参加者もいました。ステファン・ノレーン・スウェーデン大使ご夫妻の参加や川崎先生の知名度の高さがこのセミナーの注目度を高めたのだと思います。
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冒頭、ノレーン・スウェーデン大使からスウェーデンの教育の特徴について説明がありました。①国として教育を最優先している。GDPの5.5%(日本は3.5%)を教育に当て、学費は大学まで無償である。教育を最優先することにより、国際社会での競争力を維持している。②地方自治体に教育の主体性を持たせている。国は教育法やカリキュラムなどの基本的なところを決め、具体的な教育行政は地方自治体が独立性、自主性を持って行う。地方に合った教育、地方の力を生かした教育が、それぞれの責任で行われている。民間の力を生かした独自の教育も認めている。③教育を生涯学習と考えている。希望すれば1歳からでも学ぶことができるし、失業しても再教育を受けられる。公平であり、何歳であっても、誰にでも学ぶチャンスを与えている。しかもそれは無償である。というような説明がありました。具体的な教育内容では、外国語を重視していること、授業の自由度が大きいことを話されました。
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第1ラウンドでは「日本の学校教育は何が問題なのでしょうか?」、テーブルを移動しての第2ラウンドでは「スウェーデンや北欧の学校教育から、日本の学校が目指すべき方向としてどんなヒントが得られるでしようか?」、最初のテーブルにもどった第3ラウンドでは「日本の学校教育をより良くするために私たちに出来ることは何でしょうか?」と議論していきます。
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有意義な議論ができました。最後に各テーブルからの報告と大使のコメントがありました。私の隣にはスウェーデンで十数年教員をされていて、日本の数学教育を学びに派遣されてこられた方や、まるでスウェーデンの成人学校のように東海大学の生涯学習で学んでいるご婦人の方がいらっしゃいました。
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ワールド・カフェとは、「カフェのような空間で起こるオープンで創造性に富んだ会話のプロセスによって、組織やコミュニティの中で、アイディアの生成と共有を行い、新しい未来を創ための話し合いの手法」とのことで、川崎先生は大学での講義にも取り入れられているとのことです。参加者一人一人が主役として、それぞれの意見を生かしながら未来をつくることができると思いました。
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最後にサプライズがありました。川崎先生から「子育てが楽しくなるコーチング」と「奇跡の学校 おといねっぷの森から」という2冊の本が紹介されたのです。「えーっ!」という感じです。そして花束までいただいてしまいました。このような演出があるとは知りませんでしたので驚きでした。 川崎先生にはただただ感謝申し上げます。ありがとうございました。
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ワールド・カフェが始まる前に、光村図書の北海道支社に寄り、札幌テレビ(STV)で放送された本を見せていただきました。本社から表紙のデータをもらい、印刷し、その厚さがほぼ同じ本にかぶせたとのことです。すでに本社では数日前に印刷と製本が終了しています。関係者の皆様には、近日中にお送りさせていただきます。
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夜は「スウェーデン大使を囲んでの懇談会」に参加しました。スウェーデン交流センターの皆様と再会させていただいたり、学生や留学生、そして東海大学の先生方とも交流でき楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。素晴らしい企画でした。
by manabinomori | 2010-05-22 11:37 | スウェーデン | Comments(0)
音楽を愛する国
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Sony DSC-R1 Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 24-120mm
スウェーデン人留学生と一緒に「スウェーデンの学校と日本の学校」を語る“ワールド・カフェ”が近づいて来ました。とても楽しみしていますが、語学力がない私は不安でもあります。写真はスウェーデンのレクサンド高校生の演奏です。スウェーデンの教育には「音楽」という科目はありませんが、彼らは音楽をとても愛し、高校生による自主コンサートが毎週のように行われています。ここでの歌声も素敵で心に残るものでした。こういう土壌があるからABBAのような世界的なスターが現れるのでしょう。
by manabinomori | 2010-05-15 10:24 | スウェーデン | Comments(0)
スウェーデンの学校と日本の学校
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相変わらず川崎先生(東海大学教授)は意欲的です。今度の“ワールド・カフェ”は、スウェーデン大使ご夫妻をお招きし、スウェーデン人留学生と一緒に「スウェーデンの学校と日本の学校」をテーマに語ろうという企画です。川崎先生は、スウェーデンや北欧の教育について最も進んだ研究をされています。今回は、①日本の学校教育は何が問題なのか。②スウェーデンや北欧の学校教育から、日本の学校が目指すべき方向としてどんなヒントが得られるか。③日本の学校教育をより良くするために私たちに出来ることは何かです。これはもう行くしかありませんね。スウェーデン大使ご夫妻とは一度だけお会いしたことがあります。きっと私のことは覚えていらっしゃらないと思いますが、私は鮮明に覚えています。10月にはブザンソンのルイ・パスツール高校でフランスの教育について学び、それを松前高校の教育に導入したいと考えています。しかしその前に、私に大きな影響を与えてくれたスウェーデンや北欧の教育について、より深く学びたいと思っています。とてもいい機会になります。よろしくお願い申し上げます。(川崎先生へのメールのようになってしまいました)
by manabinomori | 2010-04-13 20:20 | スウェーデン | Comments(2)