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呆然
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今夜は東京です。フランシス・ベーコン展の衝撃が大きすぎて呆然としています。数億光年先のかすかな光を発見したかのように、眠っていた脳が刺激されます。ですから、お願いですから静かにさせて下さい。
by manabinomori | 2013-03-31 20:05 | フランシス・ベーコン | Comments(0)
アイヌ文化と現代アートの融合
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AIR DOの雑誌『rapora』を見ていたら、「北の仕事人・アイヌ文化と現代アートの融合を目指して」として、貝澤珠美さんが紹介されていました。素敵な記事と写真で構成されています。本年度は、全校生徒の心を揺らした講演会、「アイヌ学」での指導、そしてドイツ派遣生徒へのレクチャーと、本校教育に多大なるご支援をいただきました。
by manabinomori | 2013-03-31 17:22 | アイヌデザイン | Comments(0)
起き上がり小法師
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私の退職にあたり、市内の先生方5人で描いた「起き上がり小法師」です。パッケージにも工夫があります。そのアイディアは江南高校の上野先生によるもので、試作品を経てこの作品に至りました。真心がこもっていてとても嬉しいですね。そしてアートになっています。起き上がり小法師は、何度倒しても起き上がることから「七転八起」の精神を示しているとも言われます。これを見るだけで元気が出てきます。宝物にさせていただきます。釧路では素晴らしい皆様に出会うことができて幸せでした。感謝しかありません。ありがとうございました。
by manabinomori | 2013-03-31 06:47 | 雑感 | Comments(0)
学校経営に求められる創造力と実践力
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「教育振興」(第434号)に掲載された私の学校経営論をお届けして、この仕事の最後にさせていただきます。

「学校経営に求められる創造力と実践力」
 北海道釧路明輝高等学校長 石塚耕一

一 はじめに
 釧路明輝高校は、釧路北高校、釧路西高校、釧路星園高校の統廃合により、平成19年度に誕生しました。道東唯一の都市型総合学科として開校時は注目を集めていましたが、最近ではその魅力も薄れつつあります。設置した系列や教育課程についても課題が指摘されるようになり、これまでの成果を踏まえながら見直す時期に来ていました。
二 学校経営方針
 本校のよさは、全国でも唯一の、アイヌに関する科目「アイヌ学」、地域を学ぶ「釧路学」、あるいは国際理解系列を持つ総合学科ならではの「ドイツ語と文化」や「フランス語と文化」など、多様な科目を学ぶことができることです。また、福祉・生活系列においては、地域の関係機関と連携しながら活動し、様々な成果を上げています。生徒は明るく素直で、生徒会活動や部活動は活気に満ちています。
 このような状況の中で、私が示した学校経営方針は「新しい時代をつくる教育の創造~夢と感動が生まれる学校~」です。
 この経営方針の実現のために、「釧路明輝高校が育てる5つの力」として、①創造力、②表現力、③読解力、④問題解決能力、⑤コミュニケーション能力の育成を掲げました。総合学科の教育システムの中でこれらの力を育成することにより、「学力の向上」「豊かな心の育成」「進路の実現」を図ろうと考えたのです。
三 教育の深化
 私たち教育者は、どうしても「井の中の蛙」になってしまう傾向があり、学校という閉じた空間の中で物事を考えがちです。本校の教育を深化させるためには、意識改革とアイディアが必要でした。そこで、東京都内にある総合学科高校を視察するなど、本校が実施している教育内容の検証と、先進校の教育を学ぶ機会をつくりました。そして、その成果を校内研修会の中で明示しながら、課題解決の方策について教育課程委員会等で協議していきました。この作業に取り組むことによって、本校の未来像が見えてきたのです。
 新教育課程を編成するにあたって、前提としたのが系列の見直しでした。これまでの系列のうち、「地域経済振興系列」を「グローバルビジネス系列」へ、「情報メディア系列」を「メディア・アート系列」へ、「健康・福祉系列」を「福祉・生活系列」へと進化させ、中学生や地域住民が理解しやすく、魅力を感じる内容に変更するとともに、学校設定科目も大幅に見直し、民間人講師から本校職員へというシフトも図りました。重要なことは、生徒が自由に選ぶ科目選択制を、系列を生かした系統的な学習へと転換を図ったことです。これは質の高い教育を実現するためであり、全国で問題になっている総合学科の曖昧さの反省でもありました。
四 ドイツへの生徒派遣
 学校には「オンリーワン」としての魅力が必要です。生徒が自校に誇りを持てることは、自分自身への自信や学習意欲にもつながります。そのための方策として、ドイツへの生徒派遣を企画しました。本校では「ドイツ語と文化」を学習していますし、ライプツィヒには学術的に貴重なアイヌ民俗資料があることから、高校、大学、博物館を訪問することにしました。
 帰国後は、現地で学んだことを全校生徒に報告させる機会を設けるとともに、地域での報告会も開催し、本校の取組が釧路地域の実践となるように心がけました。ドイツへの生徒派遣は、国際社会に貢献できる人材の育成という視点からも大きな意味があります。また、職員がドイツの教育から学んだことは本校の教育にも生かせるはずです。
五 地域の文化を創造する
 「高校生が釧路を元気にする」というテーマで、釧路芸術館との共催によるイベント「Meiki Art Wave」を開催しました。これまでのような文化発表会ではなく、より今日的な視点から、映像、映画、演劇、ダンス、演奏、歌などの芸術性の高い発表を行い、釧路の文化を活性化させようとしたのです。
 参加者は、生徒、職員、そして琴奏者である民間人講師、ジャズピアニストである卒業生にまで及び、アートホールは満席となり、生徒のもつ個性や才能が遺憾なく発揮されました。
 高校が文化面で地域に貢献することは容易いことではありません。しかし、地域住民は高校生の活躍をとても喜んでくれました。新教育課程には「表現と創作」という科目を設置しました。数年後には、この科目が大きな役割を担っていくことでしょう。
六 おわりに
 校長として7年目を終えようとしていますが、学校経営ほど難しいものはありません。学校というところは、新しいことについては極めて消極的なところです。だからこそ、学校には創造力と実践力が求められます。それこそが学校経営の根幹なのかも知れません。
by manabinomori | 2013-03-30 19:50 | 明輝高 学校経営 | Comments(0)
さようなら!釧路明輝高校
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大好きな明輝高校とお別れします。2年間ではありましたが、私にとっては最後の高校になりました。生徒、職員、保護者、地域の皆様に心より感謝申し上げます。
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この美しい釧路川も見られなくなります。毛綱毅曠を研究できなかったのが心残りです。
by manabinomori | 2013-03-29 21:26 | 明輝高 | Comments(0)
回顧⑩ 木原健太郎


回顧シリーズの最終回はやはり木原健太郎さんです。この2年間、様々な場面でご支援をいただき、明輝高校を元気にするとともに、その発展のために貢献されました。上の映像は、平成23年10月5日に釧路明輝高校体育館で行われた「木原健太郎 母校に還る講演奏会」です。素晴らしかったですね。忘れられません。健太郎さんの校歌は全校生徒を一つにしてしまいました。これまで高校で行われた様々な演奏会を見てきましたが、これほど盛り上がったケースはありません。音楽の素晴らしさを体験し、母校に誇りを持つイベントとなりました。これはラストシーンで、その様子は釧路ケーブルテレビでも放映されました。日本には沢山の学校がありますが、これほど楽しく校歌を歌える学校は明輝高校だけでしょう。その校歌を作曲されたのが木原健太郎さんです。私たちは幸せです。
by manabinomori | 2013-03-28 19:17 | 明輝高 | Comments(0)
回顧⑨ ドイツ派遣
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国際理解系列を持つ明輝高校にとって、総合学科ならではの国際交流の推進は悲願でもありました。オーストラリアとの交流が中断してしまった反省に立ち、短期間で、明輝高校ならではの特色ある交流をと模索した結果、ドイツのライプツィヒを訪問することになりました。その困難を実現へと結びつけたのは、日本とドイツにいる関係者の皆様です。ありがたいことでした。4人の生徒は、ドイツやアイヌ文化について学習するとともに、ライプニッツ高校で発表するための準備を熱心に進めました。その努力により、ドイツ訪問を大成功に導くことが出来ました。本校生が持っている力の高さを実感しました。PTAや同窓会の皆様には心より感謝申し上げます。
by manabinomori | 2013-03-27 20:28 | 明輝高 ドイツ派遣 | Comments(0)
回顧⑧ Maiki Art Wave
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校長をしていた7年間というより、この仕事についてからの35年間で、間違いなく最高のイベントになりました。これは、多様な能力を持つ明輝生と釧路という地域性があって初めて実現できた内容です。その「高校生が釧路を元気にする」をテーマにした“Maiki Art Wave”は、アートホールに立見客が出るほどの盛り上がりでした。生徒が作ったムービーからスタートし、映像、琴の演奏、歌、ダンス、演劇、吹奏楽と、その力を思う存分発揮しました。木原健太郎さんや國澤先生はもちろんですが、小元先生をはじめとする本校職員がそれをサポートしました。健太郎さんのリードで、新バージョンの校歌を最後に歌えたのも忘れられません。今思い出してもゾクゾクしてしまいます。特にその中心になった5期生には感謝です。いつかこれを超えるものを実現させたい。(上から4つ目の写真はYouTubeの動画です。ぜひご覧になって下さい。)
by manabinomori | 2013-03-26 20:11 | Meiki Art Wave | Comments(0)
回顧⑦ 奇跡の学校
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私が写っている写真は、函館新聞の松宮さんが校長室で撮影したものです。私のお気に入りで、使わせていただきました。さて、長い人生の中では“夢の実現”のようなことも起こるのです。『奇跡の学校 おといねっぷの森から』は、私と言うより生徒と出版社の力によって生み出された本です。このような機会を与えていただき感謝しかありません。さらに、昨年は韓国でも出版されるという思わぬ展開にまでなりました。人生とは不思議なものです。
by manabinomori | 2013-03-25 21:38 | 奇跡の学校 | Comments(0)
回顧⑥ 壁画『bloom~咲く~』
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波能かなみさん(現在は武蔵野美術大に在学)の素敵なデザインを、全校生徒で仕上げたのが壁画『bloom~咲く~』です。『アジアプリントアドベンチャー08 in おといねっぷ』の企画として提案され、放課後はもちろん休日も使って仕上げた作品です。おといねっぷ美術工芸高校ではカヌーの共同制作をしていた時期もありましたが、全校生徒が関わってこれだけの大作にチャレンジするのは初めてのことです。それだけに困難もありました。生徒と指導を担当した教員の粘り強さは特筆に値します。その結果として、音威子府村らしく、自然の豊かさを彷彿させる美しい作品になりました。
by manabinomori | 2013-03-25 21:09 | おと高 銀鉄&壁画 | Comments(0)