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本当の豊かさ
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ストックホルムにある現代美術館です。デュシャンの作品があったのには驚かされましたが、ピカソやダリなどの作品もあります。映像も含めた現代美術を知るのには最適な美術館です。建物はスペインの建築家ラファエル・モネオの手によるいかしたデザインです。
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そこのトイレがこれまたお洒落です。
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デンマークやスウェーデンでは素敵なデザインの中で生活することできます。これが本当の豊かさかも知れませんね。学生にとっては、これまでの価値観を変えるほど刺激的かも知れません。
by manabinomori | 2015-08-30 13:50 | 北欧デザインプログラム | Comments(0)
これからの時代を創造するのはデザイン力
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今月2回目の講演は札幌全日空ホテルで行います。今回は「これからの時代を創造するのはデザイン力」という演題で、日頃感じていることをそのまま話させていただきます。以下がその要点です。動画も挿入させていただく予定です。ただ、自宅のiMacの調子が悪く、ついに起動しなくなってしまいました。したがって、Keynoteの制作で四苦八苦しています。何より貴重なデータを救出しなければなりません。間に合うのだろうか。写真はバチカンで撮影したものです。

1 スティーブ・ジョブズ(Steven Paul "Steve" Jobs)
 ・デザインにはいくらお金をかけても良い
 ・ソニーを追い抜け
 ・日本のPCメーカーは「海岸を埋めつくす死んだ魚」だ
 ・ビートルズまでをも手に入れる
 ・アップルストアの秘密

2 スウェーデンのデザイン
 ・デザインは文化活動である
 ・規格化された産業デザインから人間性のあるデザインへ
 ・世界で活躍する IKEA、H&M、SAAB、VOLVO、ERICSSON
 ・デザイン力を育てる教育

3 フランス、ドイツ、イタリア
 ・美術教育を小学校から高校まで必修化したフランス
 ・ダイナミックな空間デザインで時代を創るドイツ
 ・伝統(日常)の中に「美」が存在するイタリア

4 これからの時代を創造するのはデザイン力
 ・デザイン(文化)が地域を活性化させる
 ・企業に求められるデザイン力
 ・いまこそ学校教育にデザインを
 ・お洒落な国「日本」へ

by manabinomori | 2014-06-26 11:11 | 石塚耕一研究室 | Comments(0)
未来を創造する力
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ジャパン・アズ・ナンバーワンと呼ばれた時代、日本製品は世界中に溢れていた。特に新たな生活スタイルを創造したウォークマン、コンパクトディスク、ビデオカメラなどは日本の象徴的な存在だった。しかし、アジア諸国の低価格製品が登場するようになると、日本はひたすら価格競争の中で、そこに付加価値をつけることを忘れてしまった。そんな中で躍進したのがアメリカのAppleである。スティーブ・ジョブズのデザインへの徹底したこだわりがそれを実現させた。彼はデザインのためであればいくらお金をかけてもいいと考え、その優れた美的感性を具体化していったのだ。注目すべきは、それがハードばかりではなくソフトにまで徹底されていたことである。そこには私たちが求める夢があった。

日本は他国にはない優れた生産能力を持っている。その品質は他の追従を許さないものでもあった。しかし、厳しい価格競争と技術移転によりその優位性は失われてしまった。同時に、デザインの活用やグローバルなソフト開発で遅れを取った。そのような状況の中で、日本企業は組織再編やコストダウンを図るものの、そこには夢のある製品を創造しようとする意識に欠けていた。デザイン力が、技術力と同等かそれ以上の価値を持っていることに気がついていなかったのである。

スウェーデンのIKEAが人気なのはなぜだろう。フランスのファッションンが世界中で愛されているのはなぜだろう。アメリカのNIKI、ドイツの音楽ソフト、イタリアの車などには普遍的な魅力がある。それこそがデザイン力なのである。これからの日本に求められるのは、日本らしい創造性とデザイン力である。優れたデザイン製品は付加価値を生みだし産業の活性化を図ることができる。何より、美しいデザインは私たちの生活をも豊かにしてくれるのである。

例えば、いま私が欲しいのは机上に置けるコンパクトでお洒落なCDプレイヤーだ。もちろん高音質であることが前提で、そこにアクティヴスピーカーを接続して音楽を楽しみたい。日本の企業であればすぐ製品化できるはずなのにまったく存在しない。そう考えているのは私だけではないはずである。全ての人がiPodのようなオーディオプレイヤーで音楽を楽しむとは限らないのだ。アメリカのBOSEが成功したのは、そういう消費者のニーズに巧みに応える製品を生み出すことができたからである。

日本の美術教育は、主要科目ではないという理由で削減され続けてきた。一方で、フランスでは美術史を必修とし、小学生から高校生まで自国の美術を学ぶ。バカロレア(大学入学資格)でも美術史が求められ、人文系の試験では美術や音楽まで置かれている。日本が真の文化立国になるためには、ここから学ぶべきである。創造力こそが新たな時代を生み出す力なのである。それを育成する教科を削減し続けることは文化立国への道を自ら遠ざけることになるのだ。教育は未来の日本をつくる根幹であり、これからの時代を創造する力なのである。

昨年、高校生と一緒にドイツのライプツィヒを訪問する機会があり、そこで日本文化の素晴らしさを再認識させられた。ライプツィヒ大学の日本語学科では、日本の歴史や文化に関する好奇心が強く感じられた。ライプニッツ高校では日本文化に関するプレゼンテーションや折り紙が好評だった。彼らが日本に興味を持ったのはアニメやマンガが発端であるが、日本には欧米にない繊細できめ細かな文化があることを知っている。日本には456もの伝統色がある。恐らくこれだけの色数を持っている国は他にはないだろう。日本はもっと自国の優れた文化を知るべきである。そして日本ならではのデザインを創造していくべきではないだろうか。 
by manabinomori | 2013-07-11 15:24 | 石塚耕一研究室 | Comments(2)
自動車メーカーのロゴ
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ヨーロッパの自動車メーカーのロゴはどれも個性的ですが、特にお気に入りなのが「FIAT」です。フィアットとは「トリノの自動車工場」の頭文字をとったもののようですが、この赤を基調としたロゴは美しい。フィアットの車とすれ違うとここに視点が行ってしまいます。美しいかどうかは別にして、とても気になるのがALFA ROMEOです。「赤十字」と「人間をくわえた大蛇」をロゴにしてしまうという発想は、日本では考えられません。「赤十字」はミラノ市の紋章、「人間をくわえた大蛇」はミラノの貴族ヴィスコンティ家の紋章を示しています。それをお洒落にまとめてしまうのがイタリアらしいところでもあります。もちろんMINIの3Dデザインのロゴも大好きです。
by manabinomori | 2013-02-10 09:25 | ミニクーパー | Comments(0)
PENTAX K-01
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昨年発表された製品の中で、最も優れたデザインの一つが「PENTAX K-01 」ではないかと思います。オーストラリアのプロダクトデザイナー、マーク・ニューソンによってデザインされた「 K-01」は 、シンプルでありながらも、個性的な色や形で構成され、これまでのカメラの概念を打ち破っています。彼は、有名ブランドの家具や家庭用品をはじめ、 自転車、航空機、ヨットなどのデザインまで担当している売れっ子デザイナーです。「あらゆる無駄を削ぎ落としたコンパクトなボディに、本格的な機能を装備。シンプルで整然としたラインは、エレガントで造形的な構成を生み出しています。一つひとつの素材に至るまで、本格感とクオリティを伝えています。機械成形のアルミニウムとラバーは、高度なテクノロジーによる心地よい触感と高い信頼性を持つ人に与えるでしょう。」というマーク・ニューソンとペンタックスの試みは、カメラを新たな次元に高める力を持っています。ちょっと大柄なのが惜しい。画像はPENTAXのホームページより。
by manabinomori | 2013-02-08 22:31 | 私の宝物 | Comments(0)
Tokyo Midtown
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東京ミッドタウンはデザインの宝庫だ。「田中一光とデザインの前後左右展」同様に発見がいっぱい。
by manabinomori | 2012-10-26 20:46 | 映像 | Comments(0)
Z553
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机上に置くスピーカーとしては、JBL、BOSE、harman/kardon、FOSTEX が最適ではないかと思ってきましたが、Logicoolから「System Z553」という斬新なデザインのスピーカーが登場しました。とてもスピーカーには見えないデザインです。黒と赤のコントラストも強烈で、とんでもない音が飛び出してきそうな感じを受けます。これを使うには勇気が必要ですね。売れるのでしょうか。
by manabinomori | 2012-10-13 10:31 | Apple | Comments(0)
MINI Cooper
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MINI Cooper JCW スポーツ・パッケージです。このデザイン好きですね。惚れてしまいます。車らしさがあります。
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実は私の愛車スイフトスポーツがライバル視していたのが MINI だったのです。国産車との違いは重厚感です。ドアを開ければ、あるいは試乗してみるとそのことにすぐ気がつきます。ヨーロッパ人が求めるものが何であるかを知ることができます。BMW傘下になってからは質感も向上しました。イギリスで生産はしていますが、ドイツ車のカテゴリーに入っているのがおもしろい。
by manabinomori | 2012-08-13 22:05 | ミニクーパー | Comments(0)
Alfa RomeoとMINI
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MiToとGiuliettaはAlfa Romeoらしい個性的で洗練されデザインが魅力だ。彼らは「傑出した存在感を生み出す、美しくも大胆なスタイル」と表現しているが、そこには間違いなくイタリアの美学が存在する。シート一つとってみてもエレガントで、そこが車であることを忘れてしまうぐらいだ。アクセルペダルと踏むと、走りに対する特別なこだわりが伝わる。この車は本気だと感じさせるものがある。シンプルな空間に潜む本質を忘れない姿勢、今の車に求められているのがここにはある。

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Cooper Sのデザインは見ることに喜びを感じさせるほど美しい。色彩がこれほど輝く車を他に知らない。デザイナーはフィアット、アルファロメオに在籍していたフランク・スティーブンソン。イギリスの伝統的なスタイルにイタリアの美学が注入され、ドイツのBMWがそれを総括したという国際車でもある。多様な車種展開とカスタマイズ、さらにカラーバリエーションの豊富さは、MINIというより車の持つ多様な可能性を示している。そこに座ると、これまでの車では体験することがきない驚きと発見に出くわす。そして「誰のものでもない、これはオレの車だ」と思うに違いない。
by manabinomori | 2012-08-07 20:21 | ミニクーパー | Comments(0)
デザイン力
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遅くなっていた明高祭の記事を全て紹介できました。残りはステージと行灯行列のビデオだけです。生徒のみなさんから強い要望があっただけにホッとしています。数日以内には公開できるように努力してみます。さて、私はといえば、江別にある道立教育研究所で行われた10年経験者研修の講師を担当させていただき、フレッシュで意欲的な先生方とお会いできて嬉しく思いました。持参された年間指導計画やシラバスには新たな時代を感じさせる工夫が見られましたし、個性と多様さが求められるこれからの教育に対応できる柔軟さのようなものを感じました。それぞれの学校に応じた工夫を重ねていって欲しいと願っています。また、私たちが育成しなければならない力の一つにデザイン力があります。これからの日本は、先進国として欧米に負けない「デザインを生み出す力」や「デザインを楽しむ心」が求められると思います。真の文化立国になるために、美術教育の役割は大きいと思います。
by manabinomori | 2012-08-02 22:25 | 美術教育 | Comments(0)