清武 昌 個展
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『清武 昌 個展』が1日から“アトリエ3モア”でスタートしました。音威子府村で育ったアーティストが古里にもどっての個展です。関係者にとって、こんなに嬉しいことはありません。千見寺村長さんの一句もそえられています。
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展示されているのは、高校時代の後半から現在に至るまでの作品です。「嫉妬シリーズ」で生み出された絵画スタイルが、いかに普遍性があり、存在感のあるものであるかを再認識することができます。
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すでにブログで紹介した作品ですが、これらの作品は描くことの本質を問いかけています。絵画とは個性を創造する行為であり、他にはない独自の世界を生み出すことです。そのために必要なのが知性と美意識であることを意識させます。
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左の2点は、新たな展開を予想させる習作です。若くして絵画の本質を見抜いてしまったが故に、新たな視点をどこに求めていくのか興味深いところです。

大学2年で個展というのは、それだけで特筆すべき事ですが、彼の魅力はそこにしっかとした世界観が存在していることです。この個展がさらなる発展につながることを願っています。ぜひ多くの皆様に鑑賞していただきたいと思います。
by manabinomori | 2009-05-03 21:49 | 美術展
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