さくら船 第2号
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「さくら船」第2号をお届けします。今号は、松高祭の紹介と中学生へのラブレター?です。久しぶりに「校長室だより」つくりましたので、1ページ目のレイアウトが…です。

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感動を創造した松高祭(松前の新しい文化は松高から生まれる!)
7月18日~19日、第52回松高祭を実施しました。テーマは『21th CENTURY BREAKDOWN REVOLUTION』で、「みこし」「ファッションショー」「貼り絵」「ステージ」を中心に、1人1人の個性とパワーが発揮されました。特に「ファッションショー」は、松高ならではの伝統ある取り組みです。衣装や小道具に使われる素材は「紙」であり、様々な工夫が求められます。しかもモデルは男子生徒です。こういう条件の中で、創造力を発揮し、レベルの高い作品に仕上げていました。

さて、今年度から『書に親しむ』という授業がスタートしましたが、その選択生徒が「蘭亭叙の全臨に挑戦!」という展示をしました。作品は大作が中心で見応えがあるもので、北鷗碑林レポートなども楽しめました。本校生を指導して下さる天満谷喜子先生の作品も展示され、多くの方が鑑賞していました。

学校祭とは、生徒が主役となり、一つのことにみんなで取り組む行事です。今年の松高祭は、本校生が創造力を発揮し、仲間と協力しながらたくさんの感動が生まれました。また、PTAによるバザーや給水活動には、多くの保護者の皆様のご支援をいただきました。その姿は生徒の力になったと思います。心から感謝申し上げます。

漫画家 さとう輝 さんが来校
本校の卒業生で、人気漫画『江戸前の旬』の作者である、さとう輝さんが来校されました。本校在学中は、吹奏楽部でトランペットを吹いていたり、美術同好会を創設されたとのことです。卒業後は東京に出て、見事に夢を実現されました。最新作『黒鮪~北海道松前さくらマグロ物語~』は、松前を舞台に、松前言葉で描かれています。さとう輝さんのご活躍は、本校の誇りであり、本校生の自信につながります。ありがとうございました。


中学生の皆さんへ
松前高校はあなたの夢をつくります。

<松高三つの柱>
松前学
松前は北海道で最も古い伝統文化を持つ町です。その歴史、文化、産業、自然を全教育活動を通して学習します。松前を知り、松前を愛する心を育てます。
書道教育
全国でも数少ない高度な書道教育を受けることができます。「書道Ⅰ」「書道Ⅱ」を必修とし、選択では「近代詩文書」「応用の書」を学べます。書の町、松前らしい魅力ある授業を展開します。
国際教育
現在、松前と同じような歴史と文化を持つ国との交流を計画しています。もし実現すれば、松高生の派遣、交流校の生徒受け入れなど、斬新な国際教育をスタートさせます。

<進化する教育>
観光教育
松前を代表する産業の一つである『観光』について、町と連携しながら学習できます。本校生による「観光ボランティアガイド」は、観光庁からも高い評価を受けました。
美術館との連携
書道教育や松前学では、美術館や関係機関との連携を図ります。松前の文化施設等も活用しながら、魅力ある教育活動を展開します。
大学との連携
学習意識や進路意識を高めるため、大学との連携を図ります。高大連携教育により松高の教育力を高めます。

<教育は人なり>
学 習
松高は若く意欲的な教員が多い学校です。小規模校のよさを生かしながら、1人1人の興味・関心に応じ、それぞれの個性や能力を伸ばす教育をしています。生徒への愛情と教育への情熱があります。
進 路
昨年は国立大学(道教育大)にも合格しています。遠くの高校に行かなくても、松高から大学へ進学できます。その指導力もあります。意欲のある生徒には全面的な支援をしていきます。就職は厳しい時代ですが、道教委の指定校として企業開拓を推進しています。
生徒指導
松高生は落ち着いた高校生活を送っています。1人1人を大切にする生徒指導を実践しているからです。松高は、明るく、楽しく、思いやりのある学校を目指しています。

<松高の伝統>
行 事
歴史ある高校ですので学校行事が充実しています。学校祭、運動会、球技大会、漁火強歩大会、地域巡検、インターンシップ、見学旅行、宿泊研修…と多彩です。熱いクラスの団結は松高ならではです。
部活動
野球部、サッカー部、ソフトボール部、バスケットボール部、バレーボール部、バドミントン部、柔道部、吹奏楽局、図書局、美術部があります。時代とともに隆盛がありました。中学校で活躍されている皆さんは、ぜひ松校でその力を発揮してください。松高なら町民みんなで応援できます。それが町の活性化にもつながります。


松高は、「夢と文化を創造する学校」の実現に向けて大きく進化します。来年度からは、①松前学、②書道教育、③国際教育を全面に出した新教育課程へ移行します。小さな高校でありながら大規模校のフィールド制に近い系統的な科目選択制を導入します。他の市町村からも進学してもらえる魅力ある高校を目指します。
(校長 石塚耕一)
by manabinomori | 2009-08-28 18:02 | 松前高 学校経営
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