中間反省会議
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前期の終了にあたり、中間反省会議を実施しました。各分掌から反省点が出され、後期に向けての課題を確認しました。近年、教育現場では米国のウォルター・A・シューハートやウィリアム・エドワーズ・デミングらによって提唱されたPDCAサイクルが導入されるようになりました。それは、「Plan(計画)」→「Do(実施)」→「Check(評価)」→「Act(改善)」というプロセスを順に実施するマネジメントサイクルで、「学校評価」、「授業評価」、「職員評価」などの導入もそのことに関連しています。PDCAサイクルの考え方は、製造プロセスでの品質向上や業務改善を目的としたもので、企業の品質管理に使われていました。それを教育現場で応用したわけです。しかし、学校は企業ではありませんので、「Check(評価)」の部分が難しくなります。例えば、ある高校でそれまでの目標であった東大合格者10名を達成したとします。それだけを持って全体の「Check(評価)」を最高点にすることはできません。もし100%の進路実現がなされたとしてもそうはならないでしょう。教育は多様で奥が深く、多方面からの検証が必要になります。目標の数値化一つとってみても様々な意見があります。PDCAサイクルは学校改善の有効な手段にはなりますが、その活用においてはグローバルな視点からの検証が求められるのです。

さて、本校の中間反省は、前期の教育内容をチェックし、後期のそれをより効果的なものにするために行われています。問題点があれば積極的に改善すべきですが、そこで忘れてならないのが生徒の視点です。学校の主役は生徒です。「めざす生徒像」をしっかり押さえておく必要があります。
私について言えば、「学校経営方針」の具現化をどこまで図れたかということになりますが、正直いいまして5段階の『2』といったところだと思います。まだ具体的な成果を導き出すことができていません。後期はそれを『3』以上にしなければならないと思っています。

写真は夏季球技大会の結果です。
by manabinomori | 2009-10-01 18:35
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