前回は第1巻を紹介しました。今回は『江戸前の旬』第48巻です。
第1巻と比較すると、主人公の“柳葉旬”の顔がシャープになっているように思います。漫画というのは進化するものです。10年も続くと絵が変わっていくのは当然のことです。時代とともに洗練されていっているように思います。
実際にスタジオで原稿を見せていただき、こうして印刷されたものを見ると、輝先生やスタッフの皆さんの努力を思い出し、感動してしまいます。本巻で特に気に入っているのはこのページです。大きく描かれた3人の心理描写が見事です。「このページは苦労されたのではないですか?」と質問すると、「すぐにできました」とのことです。これが才能というものなのでしょう。