John Lennon Museum
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「ジョン・レノン・ミュージアム」が、来年秋の閉館を検討しています。2000年に開館した時は、すぐにかけつけたことを思い出します。このギターが日本にあっていいのかと思うぐらい貴重なものが展示されていました。子供時代の写真、ビートルズの衣装、作詞原稿、美術作品などなど見応えがあります。展示のレイアウトや音響もよく考えられていて楽しめました。閉館の理由は、開館当初に比べて来場者が減り、年約1億円の赤字が出ているとのことです。場所がさいたま市ということもあります。展示している130点の遺品はオノ・ヨーコさんの所有ということで、レンタル契約だったようです。ニューヨークに持って行かれそうです。閉館前にもう一度訪問できればと思います。

ジョンが生きていたらどんな曲を作っていたのだろうか。そんなことを考えることがあります。きっと、リバプールの詩人とかマンハッタンの労働者あたりの姿を曲にしていたのではないかと思ったりします。ジョンは「歳をとることは悪いことではない。全てがはっきり見えてくるようになる」と言っていましたが、私もそのことが理解できるようになったような気がします。
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来年になると、若き日のジョンを描いた伝記映画「Nowhere Boy」が公開されます。「母ジュリアに捨てられ、その姉である権威主義的な伯母ミミに育てられたレノンの孤独な少年時代と、ビートルズの結成、スターダムへの道のりを描く」と、イギリスの女性監督サム・テイラー=ウッドは言っています。ジョンを描いた映画はどれもパッしませんでした。特にヨーコが関わると最悪でした。今回はそうならないことを願っています。

そんな中でおもしろかったのが『僕たちの時間』という映画です。ビートルズのマネージャーであったブライアンとジョンが1963年に二人だけのスペイン旅行をしたという事実をもとにつくられたものです。ブライアンはビートルズのマネージャーでしたが、同性愛者でもありました。ジョンに惹かれていたとも言われています。そのあたりの内面が微妙に描かれています。『バック・ビート』という映画もよかったですね。ビートルズの初期メンバーであるスチュアート・サトクリフの生涯を描いた作品ですが、スチュアートとジョン、そしてスチュアートの恋人アストリッド・キルヒヘルの関係が巧妙に描かれています。音楽も初期のビートルズ曲のオンパレードでした。笑えたのはキャストです。ポール・マッカートニーは、姿も性格もそのまんまです。世の中には似てる人っているものですね。


このポール・マッカートニーも笑えます。『レディ・マドンナ』を久しぶりに聴くといいですね。ポールの生き生きとした才能を感じます。
by manabinomori | 2009-12-13 21:41 | ビートルズ研究
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