三越で開催されている「不思議の国のアリス展~ルイス・キャロルのお伽の世界~」を鑑賞しました。私はこの本を真剣に読んだことがないことに気がつきました。
これは私の家にある講談社英語文庫です。挿絵は風刺画家ジョン・テニエルが描いたもので、今回のイラストも全てこれを原画にしています。彼は20歳のとき、父とフェンシングをしていて右目を失明しています。
会場入口の横に本展の看板があり、それをデジカメで撮影しようとしたら、受付の方から「撮影禁止です」と言われました。「え?まだ入場してないのに、なぜ?」と戸惑っていると、「入場すると撮影コーナーがありますので、そちらで撮影して下さい」とのことでした。これには驚きました。普通の展覧会とまったく逆です。
なんとも不思議な世界です。日本の物語とは根本的に違います。ルイス・キャロルは童話作家ですが、数学者、詩人、写真家でもありました。少女愛者ではないかという説もありますが、彼の写真は芸術性が高くとても優れたものに思います。
地下街にはデイズニーの『アリス・イン・ワンダーランド』の大きな広告が…。
ティム・バートン監督が実写とパフ ォーマンス・キャプチャー手法のアニメで『不思議の国のアリス』を映画化しました。これは興味深いですね。どんな映像になるのやら…。