昨日も函館に出張でした。その合間を縫って函館市立中央図書館を訪問しました。目的はここに収蔵されている蠣崎波響の「夷酋列像」です。「夷酋列像」は12点で完結しますが、ブザンソンには11点しかありません。欠けている1点がここにあります。とはいうものの、波響は「夷酋列像」を2セット制作したといわれています。さらに数セットの模写もありその存在を複雑にしています。中央図書館には2点の「夷酋列像」があるため、ブザンソンのものとセットになることはあり得ません。
中央図書館では派遣生徒が波響について学べる機会をつくりたいですね。写真は「松前屏風」です。松前の財産が松前にないことをとても悲しく思います。