自分たちにできることは
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東京新聞にドキッとする記事がありました。子どもの貧困解消を目指すNPOや研究者が立教大学で「なくそう!子どもの貧困」シンポジウムを開催したとのことです。そこで、埼玉県の小学校教諭から、朝食を食べずに登校して「おなかがすいて勉強できない」と泣きだした女の子がいたことが報告され、給食無料化を含めた教育の無償化を求めたとのことです。確かに北欧の学校では給食は無償(ただし消費税は20~25%)です。しかし、なんでも国がやってくれることが決していいとは思いません。そればかりになってしまうと、親が子どもを育てるという意識が薄くなってしまいます。お母さんがお弁当をつくってくれることにより親の愛情を感じとることができるのです。自分で弁当をつくることにより、親の大変さや自分のことは自分でしょうとする意識が生まれるのです。実際にある小学校では、お弁当の日を設定して成果を上げています。私は田舎の小中学校で育ちましたので、昼食はいつも母の弁当でした。それをいまでも忘れることができません。確かに、面倒なことは国がやってくれると楽です。しかし、このようなことが増え続けていくと、家族の絆が弱まり、子供たちの自立心も薄れていきます。楽なことを求めることは、人間を堕落させることにもつながるのです。近年、私たちは国に求めることが多すぎるように思います。自分たちにできることは自分たちですべきではないでしょうか。国もそのような政治をすべきだと思いますが…。
by manabinomori | 2010-04-25 22:10 | 雑感
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