ニッキー・ホプキンス(Nicholas Hopkins)の「夢みる人(The Tin Man Was A Dreamer)」が届きました。中古価格が下がったのですぐ購入したのです。このアルバムは、1973年にレコードとして発表され、1997年にCD化されました。デジタル・リマスターされた形跡はありませんので、モニター・スピーカーで聴くと、当時の音がそのままという感じです。この古さが心地よかったりします。
聴けば聴くほど、ニッキーのピアノ演奏に惚れてしまいます。この人の自由奔放でキラキラ輝くようなフレーズはどこから生まれてくるのでしょうか。速攻演奏のような楽しさがあります。アルバムを意味深いものにしているのはジョージ・ハリスンのギターです。控えめですが興味深い演奏が聴けます。ボビー・キーズにいたっては、ジョン・レノンと一緒に演奏している時とは別人のようです。ロンドンのアップル・スタジオで、楽しみながら録っている様子が想像できます。タイトル曲の『夢見る人』が一番いいですね。もっとピアノ・ソロを聴きたかった。