回顧2012 写真展「おといねっぷの森から」
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今日から今年を振り返って行きますが、最初は私自身のことについて書かせていただきます。月刊誌「カメラ毎日」(1984年)に写真家としてページをいただいたことは以前書きましたが、写真展を開催したことは「放課後」(1983年 北見市)、「放課後Ⅱ」(1984年 帯広市)のたった2度しかありません。それ以降、写真展を開催することなんて考えたこともありませんでした。しかし、寺下さんとの出会いが東京での写真展「おといねっぷの森から」を実現させるエネルギーとなりました。寺下さんの熱意と力がなければ実現は不可能だったと思います。
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2人で考えたのは、私たちの作品ばかりではなく、東京の大学等で活躍しているおといねっぷ美術工芸高校の卒業生の作品を展示し、その質の高さを全国にアピールする狙いもありました。
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偶然にもオープニングパーティで、韓国で刊行されたばかりの私の著書「奇跡の学校」(韓国語版)をいただくことができました。自分の本が外国で刊行されるなんて100%考えたことがありませんでした。人生とは不思議なことだらけです。これは様々な人との出会いから生まれたのです。
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寺下さんのご家族、そして音楽や美術のアーティストの皆さんとの記念撮影です。様々な方に来場して頂き感謝しかありませんでした。それにしても東京は暑かった。
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嬉しかったのは多くの卒業生と出会えたことです。彼らの作品への思いは、以前より鋭さを増しています。これからが楽しみでなりません。
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本展の主役は私の作品ではなく、寺下さんの芸術性の高い作品群にありました。以前2人で考えていたスウェーデン大使館での開催が流れてしまっただけに、今回実現できたことは夢のようなことでした。もちろんそれは、音威子府村の千見寺前村長さんをはじめとする村のご支援があってのことです。感謝しかありません。
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そして最後に紹介するのが、私が初めて行った写真展を伝える新聞記事です。もちろん当時はフイルムによる写真です。記事に掲載されている人物は27歳の私です。実に30年も前のことです。
by manabinomori | 2012-12-27 20:10 | 奇跡の学校
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