大気汚染
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これは、中国中央電視台(CCTV.COM)のホームページです。上海も北京も大変な状態になっています。恐らく人類がこれまで経験した大気汚染の中で最悪のものでしょう。日本もスモッグの時代はありましたが、これとは規模が違います。ちなみに1月30日のスモッグの範囲は、日本の面積の約3.8倍に達しているというのですから凄すぎます。世界の気象に異変をもたらしてもおかしくない状況です。中国では、高速道路が封鎖されたり、病人も続出し、北京児童医院の呼吸器・ぜんそく部門は春先まで「予約でいっぱい」になっているといいます。シンガポール華字紙「聯合早報」は「中国の大気汚染はSARS(新型肺炎)より恐ろしい」とし、北京市の肺がん患者数は過去10年間で60%増加したと記載しています。車もライトをつけ、テレビのナレーションは「昼なのか夜なのか」と報道しているぐいです。最悪なのは、その汚染物質が日本に流入してきているということです。特に、肺がんなどを引き起こす微小粒子状物質(PM2.5)が大気中に蔓延し、場合によってはそれが森林を破壊し人体に影響を与える酸性雨となる可能性もあるといいます。「発がん性物質を含む多環芳香族化合物のほか、解析できていない有害物質も含まれている」と指摘する日本の学者もいるぐらいですから、早急に対策チームを立ち上げるなどしてその対応を考えるべきではないでしょうか。
by manabinomori | 2013-02-05 23:28 | 雑感
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