DESIGN HUB
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昨日は、東京ミッドタウンにあるデザインハブを訪問しました。ここではデザインに関する展覧会が行われていましたが、私の目的は武蔵野美術大学のデザイン・ラウンジや日本グラフィックデザイナー協会を訪問することでした。
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武蔵野美術大学につきましては、このブログでも大学の様子や最新鋭の図書館、そして卒業式まで紹介してきました。今回は大学の教員という視点でその様子や情報を集めたいと考えました。同大学からは著名な美術家やデザイナーを排出していますが、その教育から多くのことを学びたかったのです。ここは「D-ROUNGE」と呼ばれるところで、大学のあらゆる情報の発信基地になっています。
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ムサビの造形学部には、日本画、油絵、彫刻、視覚伝達デザイン、工芸工業デザイン、空間演出デザイン、建築、基礎デザイン、映像、芸術文化、デザイン情報という学科が設置されていて、まさに日本の美術・デザインを代表する総合大学となっています。卒業生は6万人とのことです。ここには、それらに関する、パンフ、書籍、資料などが置かれていますし、iPadや映像などでもそれを紹介しています。
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「旅するムサビ」の三澤先生です。美術教育の活性化と普及を図るために全国の中学校と連携しながら活動を続けています。北海道の江別でも実践されました。アートを通して人とつながり、美術教育の大切さを訴えています。日本の教育において、極めて重要な取り組みになっています。私が何度もムサビを訪問した理由はここにあり、大変お世話にもなりました。
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学科ごとの実践例をまとめた冊子がとても良くできています。この「森ガール」の発想も興味深い。
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これは京セラとの共同研究になります。日本のデザイン力が問われる今日、大学生とのコラボレーションは未来のデザインを創造していく上でも大切なことです。
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高層ビルに囲まれた中にスケート場がありました。そのコントラストがなんとも不思議に思えたのは北海道人だからでしょうか。東海大学札幌キャンパスのデザイン文化学科は小さな学科ですが、東京の美術大学にできないことを実践することが必要であると思いました。そのキーワードは「札幌・北海道」です。北海道が持つ豊かで美しい自然、そして開放的で広い心、そこから生まれる「ここだけのデザイン」をいかにして創造していくかということです。さて、これから湘南キャンパスに向かいます。
by manabinomori | 2014-01-11 08:05 | 石塚耕一研究室
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