オフィーリア
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ラファエル前派の1人であるジョン・エヴァレット・ミレイは、ロンドンのロイヤルアカデミー美術学校に史上最年少の11歳で入学しています。この『オフィーリア』のモデルであったエリザベス・シダルは、ラファエル前派の1人であったロセッティの妻となります。詩人であったロセッティの弟は、彼女のことを「この世で最も美しい」と形容するほどでした。この絵は夏目漱石をも魅了していますが、その制作には大変な困難をともなっています。背景はミレイが取材して描いたものですが、川に浮かぶシーンについてはエリザベスを浴槽に浮かせて描いたのです。それはとても過酷なことであり、彼女は肺炎になりかけたぐらいです。そのミレイの信念のようなものが彼女の美しさを引き出すことにつながりました。ラファエル前派のミューズたちを巡るドラマは凄まじいものばかりですが、エリザベスも結婚から2年もせずして悲劇的な死に見舞われます。そのようなことがあったために、この絵はより輝きを増しているのかも知れません。彼女達は「スタナー」(stunner)と呼ばれました。「絶世の美女」 「唖然とするほどの美女」という意味です。
(この絵画はパブリックドメインになっています。ウィキメディアより)

ところで、悩んでいた石塚耕一研究室の音楽レーベルは、“Stunner Music”とすることにしました。この美術展を観てひらめいたのです。なんて単純な男なのでしょう。動画が“でぶんチャンネル”で、音楽が“Stunner Music”です。音楽はPVをとおして世界進出を目指します。
by manabinomori | 2014-03-19 22:11 | 石塚耕一研究室
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