「学ぶ」から「創造する」へ
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4日間のゴールデンウィークも今日で終了です。本当は新冠町にある「太陽の森 ディマシオ美術館」を訪問したかったのですが、行けないままに終わってしまいました。そんな状況ではありますが、私の研究室(ゼミ)の学生は「石山アートカフェプロジェクト」を推進するためにダイゴさんやユウさんとの打合せを行いました。自分たちで活動する姿勢からは意識の高さを感じます。そろそろ具体的に実践すべきことが明確になりそうです。さて、この連休中に「グラフィックデザインB」の授業作品を「学びの森」や「でぶんチャンネル」で紹介しました。これは本学科の教育を全国に紹介し、少しでも関心を持っていただこうという狙いからです。まだまだ雲をつかむような感じですが、作品のクオリティが上がるとしだいに注目されるようになると思います。「グラフィックデザインB」の最初の授業で、自分をテーマにしたイベントのチラシを制作したのにはワケがあります。それは、学生1人1人に「学ぶ」という姿勢から「クリエイター」(デザイナー)あるいは「アーティスト」や「企画者」であるとの意識を持ってもらいたかったからです。自分を知り、何が優れていて、それをこれからどのように伸ばすのかというヒントを得て欲しかったのです。1年後には卒研があるわけで、有意義な大学生活をおくるためにも必要なことなのです。笑われるかも知れませんが、私にはデザイン文化学科から日本や世界で活躍できる人材の育成という大きな夢があります。そのためには、学生の意識を「学ぶ」から「創造する」へとできるだけ早く転換する必要があるのです。「クリエイター」としての意識を持って授業や課外活動を展開していくことができるようになれば、自ずと作品の質も向上して行くのです。ただ、そのためにはまだ必要なものがあります。それは「本物に触れる」ということです。例えば、私のゼミにはイラストレーターを目指す学生がいます。しかし、彼女達はまだ「井の中の蛙」でしかありません。そこから飛び出すためには「本物に触れる」というこれまでにない経験が必要です。ということもあり、彼女達を現場で活躍している作家とお会いできる機会を模索しています。まだ自分のスタイルさえ決まっていない状態ですが、このような場を通して大きく成長して欲しいと願っています。
by manabinomori | 2014-05-06 10:42 | 石塚耕一ゼミ
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