11月から、ユニバーサルカフェminna で「なみのり展」が始まります。秋学期からゼミに加わった浩美君を加え、3人の作品が展示されることになります。彼女たちにとってはデビューになるわけで、熱心に制作している姿が思い浮かびます。まだ自分のスタイルを確立できていなかったり、表現することの難しさを痛感しているのではないかと思います。今週のゼミでは、浩美君の作品を前に、私は古い自分の作品を引っ張り出して様々な話をしました。そこで感じたことは、描くという行為は人それぞれであり、それぞれの感性を生かして描きたいように描くことが大切ではないかということでした。大学3年生にもなると、自分の世界観が確立しつつあります。いま求められることは、自分を見つめながら描き続けることです。その時間こそが自分を成長させる力となるのです。