これ以上のことは、もう、ありえないね。
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ビートルズについての連載第1回は、アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』(Please Please Me)について書く予定です。ということもあり、このアルバムを毎日3回以上聴いています。と同時に、マネージャーであったブライアン・エプスタインの著書『ビートルズ神話』(A Cellarful of Noise)を細部まで読み込んでいます。この本は、1964年にイギリスとアメリカで発行(日本は1972年)されました。なぜこの時期に、ブライアンは自叙伝を発表する必要があったのでしょうか。

キャッシュボックス誌のチャートで『抱きしめたい』がナンバー・ワンだという電報をもらったとき、私は、ジョン・レノンに言ったものです。
「これで、もうほんとうに、私たちは最高だね。これ以上のことは、もう、ありえないね。」

と、ブライアンは『ビートルズ神話』の中で書いています。つまり1964年にアメリカ征服を果たしたときに、彼は自分の役割を終えたと思ったのかも知れません。ビートルズにとっては、いよいよ世界的な活動がスタートする瞬間でもありましたが、ブライアンにとってはそれがゴールであったのかも知れません。因みに、ブライアンが亡くなったのは、その3年後の1967年(32歳)のことでした。
by manabinomori | 2015-03-11 19:36 | ビートルズ アルバム
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