毛綱毅曠の代表作「釧路キャッスルホテル」が、昨年の11月4日、釧路地裁に民事再生法の適用申請をおこなったというニュースがありました。現在は「釧路センチュリーキャッスルホテル」として存続していますが、この建物への評価があまりにも低すぎるような気がします。ここに宿泊することが一つのステータスであるという時代がいつになったらくるのであろうか。それだけの価値があるホテルなのです。それはきっと毛綱毅曠を積極的に観光産業の一つとしてアピールしてこなかったことが影響しているように感じてならない。釧路は函館や小樽に負けない自然や文化に恵まれています。それを生かすことができないというのは残念です。