デビュー・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』
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イギリスの有名な音楽誌に『ニュー・ミュージカル・エクスプレス』(New Musical Express)があります。ビートルズとともに成長した雑誌といえるかも知れません。その NME に掲載されたビートルズの記事だけで作られたのが『NMEオリジナル:ザ・ビートルズ 1962〜1970 ザ・コンプリート・ストーリー』で、イギリスでは2002年、日本語版は2003年に発行されました。

さて、ビートルズのデビューアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』は、彼ら自身のセカンドアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』に首位を奪われるまで、6ヶ月以上もイギリスのトップに君臨したモンスター・アルバムです。そのアルバムについて、NMEは次のように説明しています。

「タイトル曲と『ラヴ・ミー・ドゥ』はすでに知られている。しかし他の12曲もゾクゾクとさせてくれる。ジョン・レノンの焼けつくような『ツイスト・アンド・シャウト』と、シュネルズ『ベイビー・イッツ・ユー』、『ボーイズ』(ドラマーのリンゴ・スターが歌っている)、ジョンとポール・マッカートニーによる『ミズリー』のデュエットの素晴らしさ。そしてリード・ギタリストのジョージ・ハリスンは全体を通して、とてもパワフルだ。」

シンプルだけど的をえた論評だと思う。「ジョージのギターのどこがパワフルなんだ!」と言われそうですが、当時のヒット曲と比べてみると、ビートルズの演奏がいかに力強いかを実感することができます。アルバムそのものがライブ演奏のように生き生きしています。ご指摘の通り、このアルバムの魅力はジョンとポールのハーモニー、『ベイビー・イッツ・ユー』や『ツイスト・アンド・シャウト』でのジョンのボーカル、そして、ポールの才能が輝く『アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア』などです。まさに新しい時代を創造していくようなエネルギーに満ちています。

by manabinomori | 2015-03-31 19:55 | ビートルズ アルバム
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